この夏、広島東洋カープの育成ドラフト出身で1軍に昇格した選手たちが集う決起集会=通称「育成会」が開かれました。ドラフト上位指名選手に負けまいと奮闘する彼らが改めて心に宿した決意とは?またメジャーリーガーも愛してやまない絶品中華メニューをRCC野球解説・天谷宗一郎氏が紹介します。

カープ選手が訪れたお店を探訪する天谷宗一郎氏

 広島市南区皆実町にある中国料理「北京」でこの夏、特別な食事会が開かれました。それは**育成ドラフト入団組で1軍の舞台に這い上がったカープ選手たちが集まった決起集会=「育成会」**です。もともとカープの選手たちとつながりがあった北京の大将・城川喜代登さんが「一生懸命育成からやってきて上がっている選手がたくさんいるから、みんなでちょっと集まろうや」と、8年目の大盛穂(2018年ドラフト育成1位指名)に声をかけたことがはじまりでした。名原典彦、持丸泰輝、二俣翔一、辻 大雅らが顔を揃えた育成会には楽天に育成ドラフトで入団し、ことし現役ドラフトで広島に加入した辰見鴻之介も参加していました。

セ・リーグ3位の盗塁数を誇る代走の切り札・辰見鴻之介「うれしかったです。いい会でした」

 参加した辰見は「(誘われて)うれしかったです。プライベートから野球まで色々な話をしましたね。いい会でした」と育成会での時間を振り返ります。

育成会に参加した辰見鴻之介

 普段、食事に関して「サッと食べられてわりと遅くまで開いているので、すき家と吉野家とリンガーハットと浜勝と博多ラーメン屋をローテーションしています。どこへ行こうか、調べたりするのが面倒くさい…」という広島生活1年目ですが、中国料理・北京でのお気に入りは、骨付き肉を使った「鶏の唐揚げ」(650円)でした。

鶏の唐揚げ

 そんな足のスペシャリスト辰見について、育成会の主催者側で自身もキャリアハイの2桁盗塁をマークしている大盛は「もう別格なんで、足の速さが…(苦笑)。スタートを切るタイミングだったり、切り方だったりというのは勉強になるのでしっかり見るようにしていますし、映像見て勉強させてもらっています」と刺激を受けています。

メニューにない逸品!持丸選手お気に入りは「カニレタスチャーハン」と定番の中華!

 カープの育成ドラフト出身選手らの胃袋を満たす絶品中華の数々。キャッチャーとして1軍で存在感を示す持丸選手のお気に入りは、「カニレタスチャーハン」(1,000円)。

持丸泰輝のお気に入りは裏メニュー!?

実はメニュー表には載っていない裏メニューで良いレタスを仕入れることができたときに出てくるかも!?何度も通ったことがあるものの初めて口にしたという天谷さんは「違う食感のレタスが入っていて、チャーハンの味も本当においしい」と頬を緩めました。

裏メニューの「カニレタスチャーハン」

白菜の葉のみを使用!こだわりの「焼き餃子」と自家製ラー油

 もうひとつ持丸選手のお気に入りが「焼き餃子」(700円)。

北京の焼き餃子

 キャベツは一切使わず、白菜の葉の部分だけを使用しているのが特徴です。季節によって大葉を入れるなど、中身を変える工夫も施されています。さらに、この餃子の旨さを引き立てるのが、自家製の「食べるラー油」。北京・城川喜代登さんも「ラー油はこだわっています。1から手作りで、色々なものが入っているんです」と自信の味。辛さよりも旨味がガツンと来るこのラー油。試食した天谷宗一郎氏も「ピリッとするけど、うまみがすごい。癖になる!」と絶賛しました。

メジャーで活躍する鈴木誠也も惚れ込んだ北京の絶品メニューは?

 今季、念願の支配下登録を勝ち取った名原の大好物は「鶏肉辛子炒め」(1人前1,300円、ハーフ650円)です。

鶏肉の辛子炒め

「メチャメチャおいしいです。すごく気に入りました。ご飯が進みますね」と名原が語るこのメニューは、現在メジャーリーグで活躍する選手も愛した一品でした。

鈴木誠也も愛した北京名物のひとつ

北京・城川喜代登さん
「鈴木誠也選手が大好きでね。『オレの鶏ちょうだい』ってよく注文してくれていました」

 ナビゲーターのカープOB天谷宗一郎氏はピーマンが苦手ですが「サッと油に入れているだけ」という絶妙な火加減のピーマンを「食感がコリコリして美味しい!」と絶賛し、ご飯に乗せてどんぶりにしてかき込みました。

勝負の秋へ、育成出身の成長と活躍が逆転CSへのカギを握る!?

 8月18日の中日戦では、辰見、持丸、大盛、名原の4人のつながりで1イニング一挙8得点のビッグイニングを作って勝利するなど、改めて存在感を示した育成出身選手たち。

大卒4年目で育成から支配下となった名原典彦

 名原は「**大盛さんが(育成会を)開いてくれた効果はあると思いますね。凄く楽しかった。ドラ1が注目されているけど、育成の俺らも負けないように頑張ろう。やっぱりそういう期間(2軍の育成時代)を経験しているから”強みはある”**という話をしました」と振り返り「僕たちみたいな立場は替えが効くのでそこをどうにかもらった立場を守り抜く。そのために1試合1試合みんな全力で入っています」と育成出身者として1軍にしがみつく決意を新たにしました。

「また開こう」育成会を再び!大将や天谷氏からの熱いエール

育成枠という厳しい環境から這い上がり、1軍の舞台を掴み取った選手たち。食事会の席では、闘志を燃やす熱い思いも飛び交ったそうです。

育成会のメンバーを集めた大盛 穂

大盛 穂 選手
「**育成出身とかは同じ舞台に立っている以上、関係ない。**ここからまたがんばろうと気持ちを1つにしました」

持丸 泰輝 選手
「育成出身の人たちが一軍に多く集まって一緒にグランドに立てているのは嬉しいこと。野球に限らず色んなことを話して**“また開こう、お互い頑張ろう”**とみんなで話しました」

次回の開催をモチベーションにする持丸泰輝

北京・城川喜代登さん
「支配下になっても、泥臭さを忘れずに。育成だったという経験を逆手にとってどんどん伸びていってほしい」

カープOB・天谷宗一郎さん
「僕は2001年ドラフト9位指名。当時、育成制度があったら100%育成枠なので共感できる部分がある。がんばってほしい選手たちなんですよね。2軍ですごく下積みを積んでから活躍していますけど、長く長くイマを大事にしてもらいたい

<RCCテレビ「イマナマ」カーチカチTV・天谷の勝手にカープ飯探訪(第8回)2026年8月24日放送>
 

天谷氏が訪れた皆実町の中国料理「北京」

天谷氏が北京に行くといつも頼む「担々麺」

北京の大将は野球経験者(キャッチャー)

専用の粗挽きのミンチを使った人気メニュー「麻婆豆腐」

エビチリと大吟醸や島根産の唐辛子を使用

お弁当に入ることがある裏メニューふわふわ卵