熱中症で路上に倒れていた女性(70代)に救命措置をして、命を救ったとして、広島県警 安佐南警察署は25日、佛教大学の通信教育課程で学ぶ大学生・織田 楓さん(18)=広島・安佐南区=に感謝状を贈りました。

7月24日午後3時過ぎ、アルバイトから帰宅していた織田さん。安佐南区大塚西の住宅団地に繋がる階段を登り切ったところに、女性が仰向けで倒れているのを発見しました。

仰向けの女性 織田さんが感じた違和感

女性が倒れていた場所を案内する織田さん

女性の周りに無造作に散らばる、買い物袋やリュックサック。「ただ、休んでいるのではない」と感じた織田さんは、女性のもとに駆け寄り、肩を叩きながら、「大丈夫ですか」と声を掛けました。

女性からの反応は無く、さらに、いびきのような不自然な呼吸をしていたことなどから、織田さんはすぐに119番通報。そして、近くに住む祖父母を呼びに走りました。

声かけに心臓マッサージ 必死に繋いだ命

当時の状況を再現する織田さん

電話で消防からの指示を受けながら、織田さんと祖母が交代で女性に心臓マッサージを施し、祖父は救急車を女性の近くまで誘導。そのまま、救急隊に対応を引き継ぎました。

猛暑の中、「もうちょっとで助けが来ますからね」などと声を掛けながら、必死に心臓マッサージを続けた織田さん。

「周りに人がいなかったので、『自分がすぐに行かないと』と直感した」と当時の心境を語りました。

「人を助けるのは当たり前」織田さんは過去にも...

感謝状贈呈式後の記念撮影

重度の熱中症と診断された女性は、意識不明の状態で病院に運ばれましたが、2週間後に意識を取り戻したということです。

織田さんは去年、安佐南消防署で"救命講習"を受講していて、「そのときの経験が役に立った」と振り返ります。

報道陣からのインタビューで「人を助けるのは当たり前」と話した織田さんは、中学3年生だった4年前にも、迷子になっていた幼い子どもを保護したとして警察から感謝状を受け取ったということです。