今回のラジオカーは、呉市広塩焼にある「洋菓子素材工房ぴゅあハウス」へ。

店内のショーケースには、ブルーベリーのシュークリームやシャインマスカット大福など、季節のスイーツがずらり。

その中で、私がどうしても気になったのが……

「トマトケーキ」と「とうもろこしムース」!

野菜がスイーツに!?

いったいどんな味がするのでしょうか。
野菜ソムリエでもあるオーナーパティシエの河村信雄さんにお話を伺いました。

「えっ、トマト!?」お客さんも最初はびっくり

ショーケースに並ぶトマトケーキは、クリームまでトマト色。

ちょこんとトマトが乗っていて、見た目もかわいらしいんです。

一方のとうもろこしムースは、とうもろこしそのものを再現したような形。粒々まで表現され、葉っぱのような飾りもついています。

これを見たお客さんは、最初はどんな反応をするのか聞いてみると……

「一瞬ちょっと引かれますね。特にトマトは『え?』って感じで」

やっぱり、野菜がケーキになるとちょっと驚きますよね。

ところが、食べてみると……

「トマトが好きな人にはどっぷりはまる味。トマトが苦手な人でも、極端に嫌いじゃなければ、食べたあとに『え?トマトだった?』って聞かれます」

トマトの味をしっかり感じるのに、トマトが苦手な人でも食べられる。どんな味なのか、これはますます気になります!

畑で育てた野菜を、自分でスイーツに

河村さんは、畑でさまざまな野菜を育てています。

たくさんの野菜を育てているうちに、

「自分の育てた野菜を使って、ケーキを作りたい」

と思うようになったそうです。

そこから試行錯誤を重ね、野菜を使ったスイーツが生まれました。

店内では河村さんご自身が育てた野菜の販売も!

畑で野菜を育てて、さらにその野菜でスイーツを作る。

今の時期は暑いので、朝5時、6時から畑に出ることもあるそうです。

「1日あっという間に終わります」

と笑う河村さん。

お菓子作りだけではなく、野菜を育てるところから始まっているからこそ、このスイーツにはたくさんの手間がかかっているんですね。

糖度20度以上!とうもろこしをたっぷり使ったムース

中でも驚いたのが、とうもろこしムース。

なんと、糖度20度以上のとうもろこしを使っているんだそうです!

そのとうもろこしを大量にミキサーにかけ、さらに裏ごしして、ムースに。

「普通の方がとうもろこしを買って作ると言ったら、採算が合わないと思います」

というほど、たっぷり使っているそうです。

そんな甘いとうもろこしで作ったムース。

これは食べてみるしかありません!

実際に食べてみると……本当に「トマト」と「とうもろこし」!

まずは、トマトケーキから。

いただいてみると……

「うーん!本当だ!すごいトマトの味がします!」

ちゃんとトマトの味がするのに、しっかりケーキ。

甘くてクリーミーで、まるで「クリーミーなトマト」を食べているような味わいです。

「トマトってクリームと合うんですね!」

と、思わず驚いてしまいました。

続いて、とうもろこしムース。

スプーンを入れると、ふわっと溶けるような柔らかさ。

口に入れると……

「溶ける!溶けました!」

そして、濃厚なとうもろこしの味!

丁寧に裏ごしされているので、とてもなめらかです。

野菜を使っている、というより、まさに「とうもろこしそのものをスイーツにした」という感じ。

旬の野菜を使っているため、とうもろこしムースは9月の頭ごろまでの予定。

トマトケーキも、季節に合わせて今後別のスイーツと入れ替わる予定だそうです。

洋菓子素材工房ぴゅあハウスの店舗営業は金・土・日曜日。
毎週水曜日には、安芸郡熊野町の「トモ・ビオパークさとの駅」でも出店されていますよ。

「今の時期だからこそ食べられる味」。

気になった方は、ぜひ季節の味を楽しんでみてくださいね。