連日続く厳しい残暑の影響で、異例の伸びを見せています。広島県呉市で創業100年を迎えた老舗食品メーカー「中元本店」では、例年ならお盆過ぎに落ち着くはずのラムネの生産がフル稼働を継続。1日およそ2,400本という過去最高の出荷量を更新する勢いです。
例年なら落ち着くはずの「お盆過ぎ」も異例のフル稼働
広島県呉市にある老舗食品メーカー「中元本店」。創業100周年を迎えた同社は、1925年からラムネの製造を開始し、かつて戦艦「大和」でも飲まれていた「大和ラムネ」や「塩ラムネ」など、伝統の味を守り続けています。

工場内では、伝統のレシピで作られた原液に炭酸水を混ぜ、逆さにした瓶にビー玉で栓をする昔ながらの製法で、次々とラムネが作られています。
例年、ラムネの需要は8月中旬の「お盆」をピークに落ち着くのが一般的です。しかし、2024年の夏は連日の記録的な猛暑が続いており、工場ではこの時期としては珍しくフル稼働状態が続いています。
1日2,400本!過去最高の出荷量を更新ペース
現場では、作業員たちが手際よく検品や箱詰め作業を進めています。勢いは衰えず、多い時には1日およそ2,400本を出荷。過去最高の出荷量を更新しそうなペースです。

担当者も、例年との明らかな違いを感じています。
「お盆を過ぎると、いくら暑いと言っても生産量は下がります。でも今年は生産量が変わらず、ずっと同じ注文と生産量が続いています」
(中元本店・若狭倫一さん)
秋祭りシーズンまで?需要は「11月ごろ」まで続く見込み
冷やされた涼しげなガラス瓶の中で、静かに揺れるビー玉。猛暑を乗り切る清涼感として、世代を超えて親しまれるラムネですが、このフィーバーはまだまだ終わる気配がありません。

厳しい残暑は今後も続くとみられており、同社によると、このラムネ需要は秋祭りが終わる11月ごろまで続く見通しだということです。
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