平和記念式典で読み上げる「平和宣言」について話し合う懇談会が開かれました。広島市の松井市長は若い世代に向けて、平和への行動を起こすよう呼びかける方針です。
被爆者などでつくる懇談会は3回目で、今回が最終会合となります。
ことしの「平和宣言」について松井市長は、為政者が核抑止力に依存し、“核のない世界”が遠ざかるいま、「私たち1人1人が核兵器廃絶に向けた行動を起こす必要があると呼びかけたい」と説明しました。

広島市 松井一実 市長
「とりわけ若い世代に強く訴えかけるものとなり、核兵器廃絶という市民社会の確固たる総意を作り上げることで、為政者に政策転換を促していきたい」
会議は非公開で、出席者は松井市長が示した「平和宣言」の文案について意見を交わしました。
文案では、5月のNPT=核拡散防止条約の再検討会議で最終文書が採択できず、3回連続で決裂に終わったことをあげ、厳しい国際情勢に対する危機感を表明。その上で、3人の被爆者の体験を引用し、核兵器の非人道性を改めて強調します。そして市民社会、特に若い世代が平和への行動を起こすことで、為政者の政策転換につなげようと訴えます。
広島市 松井 市長
「平和はボトムアップ、為政者のトップダウンで壊していいのでしょうかと。戦争というトップダウンをさせない環境をつくる、それを伝えるのが『平和宣言』」
平和宣言の骨子は、今月31日に発表される予定です。
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