広島県福山市の映画館「福山駅前シネマモード」が6月30日で閉館となりました。映画館を愛する多くの人たちに見守られながら、79年の歴史に幕を下ろしました。
JR福山駅そばにある「福山駅前シネマモード」は、多くの映画を上映してファンに愛されてきました。しかし近年は、インターネットでの配信や複数のスクリーンを持つシネコンの台頭で、こちらの映画館に足を運ぶ人が減少してきました。
そこへ築約60年のビルの空調といった設備の老朽化が重なり、閉館という苦渋の決断にいたりました。
観客
「小学・中学・高校と青春時代は全部ここだった。寂しい」
「これが最後というので一週間有給を使って、20本以上見た」
始まりは1947年の「日米館」

戦後間もない1947年。市中心部で開催された「福山産業復興博覧会」での映画館「日米館」から福山駅前シネマモードの歴史は始まりました。1967年に日米館は現在地へ移りその後時代とともに映画館の名称を変えながら上映してきました。
データが残っている中では2007年で年間およそ13万人を集客していました。しかし、去年の観客動員はおよそ2万人。映画を取り巻く環境の変化で観客数の減少に歯止めがかからなくなり閉館となったのです。
福山駅前シネマモードでは「さよなら興業」として、監督や俳優による舞台挨拶やリクエスト上映などを行ってきました。そして最終日は人気作を9本上映。閉館を惜しむ人たちと最後の映画を楽しみました。
普段非公開の映写室や舞台上も公開

観客
「福山の駅前から映画館が無くなるのは非常に寂しい」
「結婚する前からデートで何回も映画を見に来ていた」
「休みで時間があると見に来ていたのでこれからどう過ごせばいいんだろうと」
支配人
「映画好きの人たちが集まってくれた。人の心に残る場所であったんだなぁと改めて感じた」
上映後、普段立ち入ることの出来ない映写室や舞台上が公開され、訪れた映画ファンにとってこの上ない大切な時間となりました。
時代の変化をスクリーンに映してきた福山駅前シネマモード。多くのファンに見守られてその役割を終えました。








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