シリーズでお伝えする高校野球です。きょうは特別な相棒を擁し部員16人で挑む大竹高校です。
広島県の西端、大竹市のグランドではつらつとした声を響かせるのは、県立大竹高校野球部。部員数は、わずか16名ながら、今年はベスト8という目標を掲げています。
広島県立大竹高等学校先家光一(せんげこういち)監督
「3年生が4人と人数が少ないんですけど一人一人がリーダーシップを発揮してくれて、それに1年生2年生も本当によく動くチームなんじゃないかなと思っています」
「ベスト8を目標にはあげていますが、まずは目の前の一戦必勝で、とにかく去年できなかった夏1勝をまずはとりたいと思っています」
大竹高校の中軸を担うのは、こちらの2人。
「加藤健(たける)です、キャッチャーです」
「加藤悟です、ファーストとピッチャーです」

そうなんです、この二人、一卵性の双子です。
兄の健くんはキャッチャーで4番。チームメイトもその存在感に太鼓判を押します。
エース桃田一叶(ももだかずき)
「たけるは自分の調子が悪い時に支えてくれて」
3年生奈田羽紫響(なたばしおん)
「4番として、大事なところで打ってくれたり」
弟・加藤悟
「僕はたけると野球がやりたかったので、一緒に大竹高校に来ました」
弟の悟くんは、ファーストがメインですが、エースの桃田くんと一緒にマウンドを守るもう一人のピッチャーでもあります。
2009年生まれの加藤兄弟は、幼いころから互いに切磋琢磨してきました。この夏は「双子バッテリー」として大会に挑みます。
兄・加藤健
「(悟が投げるときは)思い切ってこい、思い切って投げてこいという気持ちですね」
大事な試合を控える2人ですが、この夏も呼吸がぴったり。
ディレクター
「せーので答えてほしいんですけど、好きな食べ物は?」
「すいか」
ディレクター
「かぶりましたね。すいかはどれくらい食べるんですか?」
「ひとたま一日で食べます。」
ディレクター
「お父さん、お母さんは何か言いません?」
「食べすぎでしょと言われます」
さらに、双子ならではのエピソードについて聞いてみると、、
「おまえが言って」「言って」「おまえが言っていいよ」「おまえが言って」「おまえが言えよ」「おまえが言えよ」「おまえが言って」
弟・悟
「ぼくが、家で庭の草むしりをしていたんですよ。こういう感じで抜いていたんですよ。そしたらその5分後にたけるが草むしりを始めて、たけるもこんな行動をして、親にめちゃくちゃ笑われた」
さすがは双子。あうんの呼吸でつながる2人は、言葉を交わさずとも心が通じ合う最高の相棒です。チームの要である2人に、先家監督も熱い期待を寄せます。
先家監督
「ストレートでがんがん押すパワフルなバッテリーで大竹に加藤双子ありというところをみせてほしいと思っている」
大竹高校の強みは、加藤ツインズだけではありません。もう1組の兄弟、木下兄弟がチームの雰囲気を握っています。
ショートからチームを引っ張る3年生のキャプテン、木下怜和(れお)くん。
1年生ながらレフトのレギュラーを掴んだ木下心芭(しんば)くん。

弟・木下心芭
「中学校のときから一緒にプレーしていて、高校でも一緒に野球をしたいと思って、大竹高校に進学しました」
兄・木下怜和
「自分が打っていないときに打ってくれたりするのでそこは自分としても悔しいなという思いがあるので、いいライバルです」
俺についてこいではなく、年下の弟をライバルと認め、互いに高めあう。そんな兄に、心芭くんは絶対的な信頼を置いています。
木下心芭
「レフトを守っているときも、基本的にショートにいるお兄ちゃんが全部とってくれるので、絶対にレフトにゴロだったら抜けてこないだろうなと思ってみています」
「顔もプレースタイルもかっこいいです。守備もバッティングも自分からみてすごく完璧で憧れの存在となっています。」
木下兄弟にとっては、最初で最後の夏。
弟・心芭
「お兄ちゃんと一緒に一試合一安打以上できるように頑張りたい」
兄・怜和
「なかなかない経験だと思うので、一戦必勝で少しでも長く弟とプレーできるように頑張りたいと思います」
加藤ツインズと木下兄弟が部員16人で挑む夏。誰よりも互いを知る「特別な絆」を胸に、大竹高校野球部が旋風を巻き起こします。
大竹高校は、7月5日(日)の11時半から、総合技術高校と対戦します。
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