広島県府中町で、交通事故などで手が不自由となった画家たちによる絵画展が、6月12日から始まりました。

イオンモール広島府中で始まった絵画展は、田中さんの作品をはじめ、世界中の手が不自由な芸術家の作品、42点が展示されています。これまで300回ほど開かれ、県内での開催は10年ぶりです。

会場では実演も行われています。愛媛県在住の画家田中潤也さん(27)は、口を使って器用に筆を執りキャンバスに色をつけていきます。

7歳で交通事故に遭い、頸髄を損傷して手足がマヒした田中さん。小学4年生のとき、習字の授業で先生に「友」という字を口で書くよう進められ、初めて口で筆を執りました。田中さんはそのとき、口で習字が書けるなら絵も描けると気づいたことが、絵を描くきっかけになったと話します。

田中さんが会場で描いているのは、来週初戦を迎えるサッカーワールドカップ・日本代表を応援する絵。13日の完成を目指します。手で描くよりも、キャンバスとの距離が近くなることが難しい点だといいます。

絵画展は14日まで開かれ、13日は田中さんの実演も予定されています。田中さんは「会場で、絵から伝わる1枚1枚のメッセージを受け取ってほしい」と話していました。

「絵画展 口と足で表現する世界の芸術家たち」
・開催日時:6月12日~6月14日 10:00~18:00
・開催場所:イオンモール広島府中1階スターギャラリー
・田中潤也さん 6月13日の実演時間:11:00~16:00(途中休憩時間あり)
・主催:三菱電機ビルソリューションズ