先月21日に東京で行なわれたマツダの新型CX-5の発表会。大幅リニューアルということで、大変な意気込みを感じました。実はこの発表会を前にマツダは異例とも言える決起大会を開き、社運をかけた新型車の発表に臨んでいました。
マツダの屋台骨であり、世界累計販売500万台を超える基幹車種「CX-5」。9年ぶりの全面改良となった3代目の新型モデルが、いよいよ国内で販売開始となりました。
ブランドアンバサダーに綾瀬はるかさん

綾瀬はるかさん
「マツダは私と同じ広島生まれということで、同じ広島県の企業とこうしてお仕事をできる事がとてもうれしく思います」
広島出身の国民的女優・綾瀬はるかさんをブランドアンバサダーに起用し、その力の入り方がうかがえます。
新型車は、よりワイドでたくましいデザインに一新されたほか、大型ディスプレイやGoogle音声認識など、先進の機能が詰め込まれています。
華々しいデビューの裏で24年ぶりの決起大会
華々しいデビューの裏で、マツダは今、強い危機感に直面しています。世界的な原材料の高騰やアメリカの高い関税措置などの不安要因に加え、国内販売は3年連続のマイナスとなっていました。
こうした中、マツダは実におよそ24年ぶりとなる、全国の販売店の店長を集めた「決起大会」を開催しました。

マツダ・毛籠勝弘社長
「足元の日本事業は、決して満足できる状態にはありません。私が最も危機感を持っているのは、ブランドがお客さまから選ばれなくなり始めているのではないか、という点です。これを日本のマツダがもう一度反転する起点にしたい。本気でそう思っています」
社長が求めたのは、これまでの「売り方」の大転換です。
「何人のお客様に喜ばれたか」

マツダ毛籠勝弘社長
「皆さんには一つ考え方を大きく変えていただきたい。「何台売れ」と数字で迫るのではなくきょう何人のお客様に喜んでいただけたかを語り合える組織を作って下さい」
並々ならぬ決意を示す毛籠社長は「この一台でマツダのブランドを変える」と言い切りました。
この日の午前と午後に集まったおよそ800人の店長は?
広島マツダ宇品本店・藤田祥和店長
「もっと売れるんじゃないか、やっぱり私たち自信を持って売れる車ですから、その自信がもっともっと強くなりました」
マツダオートザム宮崎中央山元竜一店長
「宮崎は車社会ですので、一人一台どういった生活や楽しみを体感していただけるのか、一緒になってお客さまとお話ししたい」
出席者一同「お客さんを笑顔にするぞ!(するぞ!)やりきるぞ!(やりきるぞ!)」
マツダのお膝元の販売店では
発表会からおよそ1週間後。マツダのお膝元、宇品工場そばにある販売店では、決起大会に参加した藤田店長が朝礼で檄を飛ばしていました。
広島マツダ宇品本店 藤田祥和店長
「新型CX-5は、商談でご来店の方以外にも整備でお越しいただいた方にも潜在的にご興味を持たれている方もいると思うので、ご案内していただきたいと思います。きょうはよろしくおねがいします」

小林康秀キャスター
「こちらの販売会社には新しいCX-5の試乗車が用意されました。朝からひっきりなしに出ているということです」
試乗車が2台 グレードを比較でき

この日から試乗車が2台体制になり、違うグレードを比較できるようになりました。店内では、CX-5の商談だけでなく他の車の商談で訪れた人や、車の整備に来た人へ新型車の説明を行っていました。
説明する営業担当
「ナビも画面サイズ、めちゃくちゃ大きくなっているので…」
ファミリーユースをターゲットにしているため、幅広い年代層が試乗に訪れているといいます。実際の乗り心地はどうだったでしょうか?
試乗した女性(マツダユーザー)
「モニターでエアコンの温度などを操作する。いままでと違うなと。思ったより安定感がありました」
試乗した男性(新規で購入を検討)
「以前のものより低速からすーっと入ってくるので、タイムラグもないし、乗りやすくて、軽快感を感じる」
2か月以上前から研修を重ね
こちらのお店では、2ヶ月以上前から接客時の車の説明についてメーカーや社内で研修を重ねてきました。既存の顧客だけでなく、他社のユーザーも含めて反響は大きいと話します。

広島マツダ 戸木茜里さん(営業担当)
「今までCX-5ではなかったお客さまの反響も大きく、歴代のプレマシーやビアンテといった、お子さんが小さい時に(ミニバンを)買われた方が、新型CX5にご興味を持ってくださっている」
こちらの店舗では、発売前に受けた40件の予約のうち、「新しいお客さん」が2割を占めているということです。マツダのラインナップにはミニバン車がないため、CX-5の位置づけは重要だと言います。
広島マツダ宇品本店 藤田祥和店長
「正直、特にファミリー層の顧客が徐々にこう離れていってると、他社に取られてしまっているという実感があります。食い止めたい。顧客流出を防ぎたい。新規のお客様も、ファミリー層の方にも新型CX-5を見ていただきたいと、そういう気持ち」
地元経済への影響は…
大きな期待を集める新型車の売り上げは、広島経済にどのように影響するのでしょうか?帝国データバンクで聞きました。
帝国データバンク広島支店 牧秀樹部長
「マツダサプライチェーンですね、全国で1万数千社あります。中国地方3000社のうち、約2000社が広島県のサプライヤーさんです」

中国地方のサプライヤーでは1兆3000億円ほどの売り上げがあると言います。マツダは連結売上高の見通しを前年にくらべ約10%アップとしていて期待感はあるとしています。
帝国データバンク広島支店 牧秀樹部長
「新車の販売をきっかけに、また改めてCX-5に注目集まるという点では、明るい材料と見ております」




























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