台風6号は今夜、沖縄本島地方に最接近する見込みです。台風の接近は農業への影響も心配です。広島県世羅町では、特産の大麦の収穫期を迎え、予定を繰り上げて刈り取りが行われました。

世羅町賀茂地区の麦畑。黄金色に実った穂が風に揺れています。農業法人「恵」では8ヘクタールで大麦を栽培。今週の半ばから収穫する予定でしたが、台風の接近を受け急きょ、先週末から刈り取りを始めました。

恵 宮迫恒也社長
「前倒し前倒しでやっていかんと品質が悪くなるんで、急ピッチでやっています」

「季節はずれの台風」急遽収穫した麦の実は?

世羅町では、廿日市市にある酒造メーカーの依頼で、5年前から町をあげてウィスキーの原料の大麦を生産しています。ことしはおよそ20軒の農家が90ヘクタールで栽培しています。収穫した麦の実を宮迫社長がチェックします。

宮迫社長
「粒も大きくて、本当、実もしっかり入って、いい麦になっていると思います」

ただし、実がまだ十分、熟していない一部の畑では台風後の収穫になるということでした。この法人では、来週、予定していた白ネギの苗の植え付けも急きょ、前倒しで進められました。一度、畑が水につかるとしばらく作業が出来なくなるからです。

宮迫社長
「季節はずれの台風。野菜とか麦とか被害がないように、とは思っています」