創刊41年を迎えた広島のタウン情報誌「Wink」が23日発売の6月号で休刊します。今後は月刊誌からデジタルメディアへ移行し、インターネットでの情報発信を続けるということです。

撮影風景
「今、風が止んでいるからチャンス、いい感じ」

この日行われたのは、福山市出身のシンガーソングライター・森恵さんの取材。23日に発売される「Wink最終号」のためではなく、新しく始まるWEBサイト用の撮影です。

Wink・沖本麻衣総合編集長
「どんな作品に仕上がったか教えていただけますか?」
シンガーソングライター・森恵さん
「桜満開な一枚にしたいというのがコンセプトとしてありました」

先月リリースされたミニアルバムについて話を聞いていきます。来月6、7日の広島ライブに向けたキャンペーンですが、デジタルへの移行によって取材のタイミングにも変化が生まれているといいます

Wink・沖本麻衣総合編集長
「雑誌は取材してから2か月後とかに発行なので、それだとライブの情報が載せられないというので。、今までの形(月刊誌)であったらお断りをさせていただくようになっていたんですけど、でも今回はWebということでの取材になりますので」

さらに、Webならではの強みも…。

Wink・沖本麻衣編集長
「(雑誌では)この文字数でおさめなくてはいけないというジレンマがあったんですけど、今回はWEBでの取材ということで、しっかりお話を聞かせて頂いてそれをしっかりアウトプウトして出していけるというのは大きな違いかなと思います」

デジタル版では動画も紹介していきます。

シンガーソングライター・森恵さん
「ウインクさんの取材をしていただいたんですが、1985年、私が生まれた年にウインクがスタート」

Winkと同い年だという森さん。デジタルへの移行に期待も寄せています。

シンガーソングライター・森恵さん
「紙媒体として終わる寂しさもあるんですけど、WEBでも掲載が続くというので、雑誌を買えなかった地域の人もWEBで見れるというのも新しい出会いがつながるんじゃないかなと感じてます」

Wink休刊は、先月23日発売の5月号で発表されました。

(紙面紹介)
「6月号をもって紙での発行を一区切りとし、デジタルメディアへ移行することにいたしました」

読者
「びっくりしました、昔からある雑誌なんで」

書店でも若者を中心に紙媒体離れが進んでいるといいます。

BOOK GARALLY KOBUNKAN・藤原好未店長
「タウン情報誌に限らず、雑誌全体がそういった媒体に移行しているような形が多いので、いずれはそうなっていくのかなとは思ってはいました」

1985年に創刊したWinkは、グルメやイベントなど広島の地元に密着したタウン情報誌です。20代から50代をターゲットに、月間4万部を発行。以前は広島版と備後版もありました。

Wink・沖本麻衣総合編集長
「原材料の高騰や紙媒体離れの影響はなくはない感じだが、それが直接的な理由ではなくて、色んな所から情報入手できるという間口が広がったので私たちもデジタルに切り替えて広いところで色んな情報を届けていきたいという思いで」

新しいスタートに向け、すでに動き出しています。先月オープンしたあるお店の取材に同行させてもらいました。

Wink・沖本麻衣総合編集長
「今度、Web媒体になりましてWinkのwebサイトになります、こんな感じで」

訪れたのは、三原市大和町。37年間続いたレストランを引き継ぎ、オープンしたコーヒーハウスです。

Wink・沖本麻衣総合編集長
「今回に関しましては、前のオーナーさんがいらっしゃってそこから引き継がれてのオープンになるので、そこに至った経緯とかストーリも含めて取材させていただきたいなと思います」

大阪でマイスターとして修業した店主のエスプレッソも試飲します。

コーヒーハウス カントリーハウス・大浜健吾店主
「いつかは独立するというのを目標に珈琲会社に勤めていたので、妻にも相談せず今しかないと思って飛び込んだ。怒られはしなかったです」

Wink・沖本麻衣総合編集長「今日はオーナーさんとお話しできて、この人となりというか、人の素晴らしさっていう所に触れられたのがほんと取材して良かった、これはやっぱり取材しないと知りえなかった、そこが自分では一番収穫かなと思ってます」

コーヒーハウス カントリーロード・大浜健吾店主
「取材は堅苦しい感じかなと緊張してたんですけど、まるで普段の友達との会話のような形で接していただいて、僕の言いたかったことはほとんど伝えられたと思います」

デジタルメディアに変っても情報誌として41年間培ってきたノウハウを生かしていきたいとしています。

Wink・沖本麻衣総合編集長
「体温のある媒体を合言葉のようにずっと言っていたので、例えば新店がオープンしましたって言う情報発信だけではなくて、そのお店がどんなふうにオープンしてるのか、お店の人はどうなったのかとかほんとにあの取材しなければ知りえないことっていうのを丁寧に取材をして愛のある記事を書くって言うところが、Winkらしさかなと思ってますので」

(スタジオ)
(翌日発売のWink最終号の紹介)
この週末は広島と福山でWink最終号発売を記念したイベントを開催します。沖本麻衣編集長と表紙のイラストを担当した瀧川裕恵さんのトークショーです。

沖本編集長より「今だからこそ語れる雑誌作りのウラバナシや6月号表紙イラストなどの制作秘話などこのイベントでしか話せないことをこっそりお話しします」とのことです。