平和公園の原爆慰霊碑に納められている死没者名簿に、風を通す作業がおこなわれました。

原爆死没者名簿の風通しは、湿気を取り除くため毎年梅雨入り前に行われています。広島市の職員が石室の中から名簿を取り出し、1ページずつ丁寧にめくって風を当てました。

広島市原爆被害対策部調査課の上本慎治課長は「8月6日の前に原爆死没者名簿の保存状態を確認し、慰霊の思いを新たにすることも目的」と話していました。

慰霊碑に納められた名簿は全部で131冊。去年8月5日までに亡くなった被爆者、あわせて34万9262人の名前が記されています。

死没者名簿の記帳はこれまで被爆者が担ってきましたが、高齢化が進むなかで、ことしは初めて公募で14人を選出。このうち12人が研修に訪れました。

この1年間に亡くなった被爆者の名前は、6月上旬から新たに名簿に記され、8月6日に慰霊碑に納められる予定です。