広島市が実施した調査では、30代の約4割が「子育てしにくい」と感じています。こうした中、広島市は24日、部局の垣根を超えて対策を練る「推進本部」を設置しました。
「あなたは、広島市は子育てしやすいまちだと思いますか?」
広島市が去年実施した調査によりますと、この質問に対して、子育て世代の30代では「そう思う」と「どちらかといえばそう思う」と答えた人が34.8%だったのに対し、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」と答えた人は44.2%にのぼりました。

理由として多く挙げられたのは「子育ての経済的負担の軽減策が充実していない」「子育て支援のサービスが充実していない」といったもの。子育て中の広島市民は、何に不便を感じているのでしょうか。
子育て中の30代女性(広島市)は

Q.不便に思っていることは?
「本通りを通っていると2階のお店に行きたいのにエレベーターが無いとか、路面電車の古い車両は段差があってベビーカーを上げるのが難しく、外出も避けがちだったりする」
Q.支援を求めたいものは?
「ミルクやおむつは、毎日使うもので結構な値段なので、少し支援があったら嬉しいなと思う」
別の子育て中の30代女性(広島市)は

Q.不便に思っていることは?
「チャイルドシートが退院する時に必要なので、レンタルができたら良い。実家のある自治体ではチャイルドシート借りられるけれど、広島市では借りられなくて」
Q.支援を求めたいものは?
「自営業、個人事業主でやってるので、給付金とかはなくて、いまも働きながら生活している。年金とか健康保険料とかは少し免除されるけれど、数ヶ月しかないので、もう少し長く援助していただけたら嬉しい」
子育てしやすいランキングで1位の神戸市 そのワケは?
一方、日本経済新聞社が2024年に実施した「共働き子育てしやすい街ランキング」で1位を獲得した兵庫県神戸市に住む夫婦に「子育てしやすさ」を聞くと…
神戸市の30代夫婦
「子育て定期便みたいな、子供が生まれてから1ヶ月目ぐらいから、選べるギフトを送ってくれるのがありがたい。絵本とか、おむつとか」

神戸市では2024年から、育児用品を「見守り配達員」が届け、配達と同時に赤ちゃんや親の見守りも行う取り組みを行っています。広島県内でも尾道市などで、おむつを無償で配達するといった取り組みが行われています。
広島市も子育て支援強化へ
他の市町が子育て支援を強化するなか、広島市も今年度、子育て支援を強化する姿勢を打ち出しました。
広島市 松井一実市長(2月6日の会見で)
「市としてできる限りのことをやっていこうという決意表明だと受け止めていただければ」

24日に第1回会議が開かれた「広島市こども・若者・子育て政策推進本部」では、子育て世代の職員によるワーキンググループをつくり、福祉や保健、教育、まちづくりなど、さまざまな部局が連携し、従来の枠組みを超えた子育て支援に取り組みます。
今年度の重点施策は「こども医療費補助の拡充」
広島市の今年度の重点施策の一つが、「こども医療費」の補助拡充です。来年1月から、多くの自治体がすでに実施していた「所得制限の撤廃」に踏み切り、対象年齢も現在の中学3年生までから、高校3年生までに引き上げます。

これにより、通年で補助対象が拡充される2027年度以降、こども医療費補助の年間予算は、14億5000万円程度増加する見込みです。
出生数が7000人台まで落ち込み、少子化が進む広島市…「こども・若者と子育てに優しいまち“ひろしま”」への真価が問われます。
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