広島県福山市加茂町の川から、市内では過去最悪の有機フッ素化合物=PFASが検出されたとして、市民団体が福山市に、発生源特定のための調査などを要望しました。

福山市に要望書を届けたのは、市民団体「PFAS問題を考える福山連絡会」の14人です。

連絡会は、先月、福山市加茂町の谷尻川の上流と、その支川で独自に午前水質検査を行ったところ、1カ所で、指針値のおよそ14倍にあたる697.7ng/LのPFASが検出されたということです。これは、福山市内では最悪の濃度です。

福山市加茂町では、去年2月以降、指針値を超過するPFASが、
▼深山川の6地点と
▼谷尻川の1地点で検出されています。

今回の指針値を超過した採水地点は、谷尻川の以前の検出地点よりさらに上流で、すぐ上には、産業廃棄物の安定型最終処分場があります。

連絡会は福山市に対して、発生源を特定するための調査や軽減のための措置を要望しました。

PFAS問題を考える福山連絡会 メンバー
「これから生きる子どもたちが、毎日毎日汚染された水を摂ったとしたら、蓄積されて絶対に何か起こるんじゃないかってすごく危機感を感じています」
「何か起きてからなんか対応するのではなくって、本当に未然にね、早め早めにこう対応していただきたいなっていうのが」

福山市環境保全課 表宏哉課長
「市民の暴露防止というところをまずは第一に対応してます」
「これ(今回の情報)をもって直ちに排出源の特定ということになると、そこは若干(国の)手引きの対応とはちょっと異なる対応になると思ってますので」

福山市では、河川でのモニタリング調査を続けていますが、これまでに井戸水からの超過はないことを理由に、発生源の特定調査を行っていません。
今後については、要望内容をふまえて検討するとしています。