家の前にいた見知らぬ迷子の男の子に声をかけ、協力して交番まで送り届けた中学生3人に、16日、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、当時小学6年生で、今は広島市立日浦中学校1年生の亀田結翔さん、川崎洸晴さん、本田禄さんです。

春休みだった3月24日、3人は公園で遊ぶ約束をしていました。

家を出たら見知らぬ男の子

「ニコニコと楽しげな表情の男の子がいた」

亀田さんが公園に行こうと自宅を出たとき、家の前に見知らぬ幼い男の子がいたといいます。

男の子の足下を見てみると、大人用のスリッパを履いていたといいます。付近を見渡しても、保護者の姿はありませんでした。

男の子は「家わかる」と答え

不思議に思い、男の子に「家わかる?」と声をかけました。

「『わかる』と答えたので、一旦そのまま分かれた」

分かれた後、やっぱり心配になり、引き返そうと振り返りました。すると男の子がついてきていました。

そこで男の子の家まで送ろうと、2人で歩き始めました。

「車が来て危ないから、手を繋いで」

男の子は車を見ると、嬉しそうに「車!車!」とはしゃいでいたといいます。

そこで亀田くんは、「車が来たら危ないから端に寄ろう」と声をかけます。

「車が来て危なかったから、手を繋いで歩いた」

そして改めて「本当におうちわかる?」と聞くと、男の子は「わからない…」と答えたといいます。

友だちの力も借りて男の子を交番へ

亀田さんは、男の子を交番へ送り届けようと考えました。

ただ、1人では不安だったため、一緒に遊ぶ約束をしていた川崎さんと本田さんに連絡をしました。

川崎洸晴くん
「遊びに行こうとしたら『今から交番に行くけど不安だからついてきてほしい』と言われた」

本田禄くん
「『しょうがないなぁ、いいよ!』とみんなで集まった」

「2人が来てくれたから、心の支えになった」

公園前にみんなで集まり、ほど近い交番へ男の子を送り届けました。

その後、男の子は無事保護者の元へ引き渡されました。

亀田結翔くん
「2人がついてきてくれたから、心の支えになった。今回は我ながら完璧だったと思う。次は子どもだけでなく、高齢者の方でも同じ行動をしたいなと思う」

警察は、「迷子の子を見つけ、声をかけ、更に交番に案内していただいたおかげで無事に怪我なく保護することが出来ました」と、3人に感謝を伝えました。