広島県内でも、「サクラの季節」が終わろうとしています。北広島町にある桜並木でも、地元の人たちが穏やかな春を満喫していました。

北広島町の千代田地区です。志路原川沿いにある桜並木が、ことしも満開になりました。

町をピンクに彩る桜並木は、地元の人に親しまれてきたお花見スポットです。

花見をしていた地元の人「子どもが小さい時はお弁当をつくってきてたので。もう2人になりましたけど、これからもお花見を続けたいなと」「お天気がいいから、いいですね、気が晴れる」

河川改修や災害があっても、地元で守られてきた桜並木…。ただ、維持管理する人の高齢化といった課題もあります。

北広島町商工観光課 大本課長「かなり老朽化しているサクラの木も多いと思うので、植え替えなどで大きな費用がかかるところも、これからの課題だと考えています」

北広島町で守り伝えられているものは、他にもあります…神楽です。

地域の伝統芸能を、町内にある約60の神楽団が受け継いでいます。この春、その神楽団から選抜されたメンバーが、中央アジア・ウズベキスタンで公演しました。この日は、町の人たちを招いた凱旋公演です。

北広島町 箕野博司町長「広島県を代表し、日本を代表する気概をもって、公演してくれたと思っています」

会場では、ウズベキスタン公演を記念したサクラの植樹セレモニーもありました。町の桜並木と神楽を未来に伝えようと、キリンビール「晴れ風」の売り上げの一部が活用されています。

北広島町の選抜神楽団は、ウズベキスタン公演と同じ演目を披露しました。力強い「わが町の舞」に、会場からも大きな拍手が贈られていました。

その神楽もまた、担い手の育成という課題を抱えています。

北広島町 大本課長「サクラを含む豊かな自然と、伝統芸能の神楽というのは、北広島町民の自慢や誇りという存在。この大事なものを後世にしっかりとつなげていきたいと思っています」

満開の桜と、世界を魅了した神楽…。北広島町の春は、いつにも増して華やかになりました。