広島県南部には、7日朝から強風注意報が発表され、風が強まりました。広島の最小湿度は13%となり、ここ数日の中でも、かなり乾燥しています。春は全国的に乾燥する時期ですが、広島は特に注意が必要です。
4日から5日にかけては、活発な雨雲が県内を通過し、今年1番の雨量となったところもありました。雨の翌日から3日連続で、県南部には乾燥注意報が発表されています。冬から春にかけては、全国的に乾燥する季節ですが、実は、広島は乾燥具合が全国トップレベルなのです。

広島では年の半分は乾燥注意報 岡山の10倍以上の年も
広島地方気象台に設置されている観測システム=アメダス。広島市中区の気象データを測っています。乾燥注意報は、「最小湿度」と数日前からの乾燥具合を示す指標の「実効湿度」を用いて火災の危険が大きいと予想される場合に発表されます。その発表基準は、過去の災害の発生状況などと照らし合わせて地域ごとに決められています。

気象台で日々の天気予報や警報・注意報の発表を担当する平野予報官に話をうかがいました。
広島地方気象台 平野竜也 予報官
「広島県南部は乾燥注意報の発表が非常に多い地域になっています、広島県は年間の半分は乾燥注意報が出ている」
広島は1年の半分以上が「乾燥注意報」
1年のうち「乾燥注意報」が対象になった日数は、過去5年間で広島が150から200日ほどなのに対して、同じ瀬戸内エリアの岡山は40日を下回り、2024年は9日にとどまっています。
発表基準は地域によって異なるため、発表回数の多さで一概には言えませんが、条件が同じである2025年1年間の平均湿度を見ても広島の乾燥具合がわかります。
全国の観測所58地点のうち、広島は群馬県前橋に次いで2番目に低い値となりました。岡山は、中間あたりの順位です。平野予報官は、広島が乾燥する理由として、考えられることが3つあるといいます。

広島が乾燥する3つの理由とは
平野予報官
「1つは、乾燥注意報が出るのが秋から冬、春にかけてっていうところが多いんですけれども、その季節は広島は北風が吹くことが多いんですね」
広島で北風が吹くと、陸から乾いた空気が運ばれるため、湿度が低くなることが多いと考えられます。
次に、地球温暖化も影響していると平野予報官は話します。
平野予報官
「気温が年々高まっていまして、そのあたりが近年特に影響しているのかなと思います」
気温が上がると、空気中に含むことのできる水分量は多くなります。そのため、同じ水蒸気量でも、気温が上がると相対湿度は下がります。
観測所の設置環境も影響?
さらに、観測所の設置環境も関係しているようです。
平野予報官
「広島市は、あの周辺に緑があまりなく、街中に観測所がありますので、都市化の影響があって空気が乾いているということは考えられるかなと思います」
気象台の測器はビルに囲まれ、気温が下がりにくい環境にあります。
ただ、地球温暖化や、観測所周辺の都市化は広島だけではないような気がしますが…
平野予報官
「はい、そうなんです。そこが、なかなか広島が特に乾燥するっていうのが、難しいところではあるんですけれども」
広島が他の地域にくらべて乾燥する理由は、注意報を発表する予報官にも、明確にはわからないようです。ただ、7日も雨が降った後すぐに乾燥注意報が発表され、乾きやすい地域であるのは明らかです。県内ではあすも晴れて、空気の乾燥が予想されます。
広島地方気象台 平野竜也 予報官
「春はまだまだ空気の乾いた季節ですので、火の取り扱い・山林火災も多く発生しているのでには気をつけていただきたいと思います」









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