4月29日に開催された織田幹雄記念国際陸上競技大会では全国のトップアスリートが集まる中、広島出身の選手たちが会場を沸かせました。

陸上の日本グランプリシリーズの中で最もグレードの高い「G1」の今シーズン初戦となるこの大会。

まず男子110mハードル予選に登場したのは広島市西区出身の高山峻野でした。

前回のレースで負傷した左足首の影響でスピードに乗れずタイム14秒38で予選敗退。

「地元広島で一本走るところを見せられたのはよかった」と次のレースを見すえて前を向きます。

高山峻野
「まずは足首を完治させるところを目標にしながら痛みのない範囲で調子を上げていって日本選手権に合わせていけたら」

この日、ひと際大きな歓声を受けていたのは2年ぶりにこの大会に帰ってきた女子100mハードルの福部真子です。

地元の歓声の大きさに「うるっときた」と語った福部。

数々の世界大会で共に戦った田中佑美と最後まで競り合いますがタイムは13秒08で惜しくも2位。

目標の12秒台には届きませんでしたが「これを弾みにいいシーズンにしたい」と笑顔を見せました。

福部真子
「広島開催なので、できれば優勝できたらよかった。まだまだちょっと時間が足りなかったというのが自分の中であるのでもうちょっと上げていけたらよかった」「田中選手が隣でぐんぐんぐ~んと行くのを感じて、あぁそうそうそうこんな感じかぁというのは思い出しつつあるので次戦は木南(木南道孝記念陸上競技大会・5月10日)なのでそこでまたタイムを更新できれば」

また男子100mには世界リレーでの日本代表経験も持つ広島大学・大学院生の山本匠真が出場。

数多くの実力者がひしめく今大会で予選を1位で突破すると決勝でも・・・

前半は東京オリンピック代表の多田を追いかける展開となりますが、粘りの走りで食らいつくと、最後は、執念のゴールイン!

レース後、動きの再現性などの課題は口にしたものの、逆転勝利でタイム10秒37をマーク。

小さいころから憧れていたという舞台でグランプリシリーズ初優勝を果たしました。

山本匠真
「このメンバー、地元の大事な試合で絶対に勝つと重きを置いた試合だったので有言実行できたのは自分の中ではよかった」

「グランプリの初優勝を織田陸という特別な舞台で決めることができたのは自分の中でもいい思い出になった」

さらに女子100mでは昨年5月に腰のヘルニア手術を行った高校2年生の三好美羽が快走。

”復活”をテーマに掲げる今シーズン、この日も2レース目にタイム12秒02をマークするなどインターハイに向けて順調な回復ぶりを見せてくれました。

三好美羽
「去年、広島で開催されたのにインターハイに行くことが出来なかったので広島県の皆さんにエール、笑顔を、勇気と笑顔を届けに滋賀県(ことしの開催地)に行きたい」