戦後まもなくから、広島県福山市に映画の灯をともし続けてきた映画館が、その歴史に幕を下ろします。「福山駅前シネマモード」が6月で閉館することになりました。
JR福山駅すぐそばのビルの一角にある「福山駅前シネマモード」。長年、多くの映画ファンらに愛されてきました。
その歩みは、戦後まもない1947年。復興を掲げた「福山産業博覧会」の仮設映画館「日米館」として始まりました。高度経済成長期の1967年に現在のビルが建てられ、名称を変えながら今日まで続いてきました。
館内には歴史を物語る設備も…
館内には、歴史を物語る設備が現役で活躍しています。その一つが客席を包み込むように左右に湾曲したスクリーンです。

左右が湾曲したスクリーン
福山駅前シネマモード 藤井信 支配人
「正面から見た時に絵がこう左右に広がって見えるという、いま、この湾曲のスクリーンを用いているところは、たぶんほとんどないのではないかと思います」
しかし、館内設備の老朽化に加え、動画の配信サービスの普及による客足の減少を受け、ことし6月末、長い歴史に幕を下ろすことになりました。
突然の閉館の知らせに、ファンの受け止めは…
来場者
「大学が岡山だったんですけど、ここでしかやっていない映画を見に来るために、福山に来たことが初めてここを利用した時だったので」
来場者
「うわ~、困ったなあ、悔しいなあ、もっとあってくれたら良かったのにな」
シネマモードでは閉館までの5月と6月、最後を飾る「さよなら興行」を予定。映画監督や俳優による舞台挨拶のほか、来場客からのリクエスト上映などが検討されています。
福山駅前シネマモード 藤井信 支配人
「映画という火が無くなってしまうのは悲しいところではあるんですけど、映画をしなくてもですね、街の発展に関わっていけるようなかたちはとっていきたい」
シネマモードの運営会社では、映画の魅力を引き続き発信するため、4月中旬から、ふくやま美術館の喫茶室を活用。カフェと映画を融合させた新たな発信拠点を展開していくとしています。










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