2025年秋以降、地下水から基準値を超える「鉛」が検出されている三原市の産廃処分場をめぐって、地元住民らが県知事などにあてて陳情書を提出しました。

陳情を提出したのは、本郷最終処分場のふもとの町内会など4つの団体です。

三原市にある本郷最終処分場ではこれまでに基準値を超える水質汚染が度々起きていて、事業者に対する行政指導が4回繰り返されています。その影響で、周辺では、稲作を断念する農家も出てきています。

町内会などは、「問題を廃棄物処理に関する法律の範囲に留めず、県民の暮らしを守るという視点で動いて欲しい」などとして、18日、横田知事と県産業廃棄物対策課に宛てて、鉛汚染の原因究明など16項目についての陳情書を提出しました。

「”県民の暮らしを守る”という視点で動いて」 ふもと住民の声

三原・竹原市民による産廃問題を考える会 三島弘敬共同代表
「鉛汚染がこの地域で広まっている。これはもう環境問題の話ですよね」
「ゴミだけは広島県に集まって、県民は安心して住めない、こんな状態ではいけない、ということで、県政としてこの問題を根本的に対応してもらいたい」

本郷最終処分場からは去年秋以降も、地下水から基準値を超える鉛が複数回検出されていますが、それについての住民説明会などは開催されていないということです。

陳情書を受け取った産業廃棄物対策課の波谷一宏課長は、取材に対し、「地域住民の不安払拭が何より重要だと考えている」として、「県としては、今後とも、廃掃法に基づく監視・指導を徹底した上で、地域の皆様の不安が払拭されるよう、関係市とも連携して対応して参りたい」と話しました。