広島市は18日、中区の百貨店に入る飲食店で、ノロウイルスによる集団食中毒が発生したとして、営業禁止命令を出しました。利用客7人が体調不良を訴えています。
営業禁止命令が出されたのは、広島市中区基町のそごう広島店本館10階にある飲食店「鮨ひのき」です。
広島市によりますと、16日、この店を利用した客から「親族6人で利用し、5人が体調不良」と保健所に連絡がありました。
同日、他の利用客からも「親族2人で利用し、2人とも体調不良」との連絡もありました。
にぎり寿司や汁物が原因か
体調不良となった2グループの7人は、この飲食店でにぎり寿司や汁物などを食べ、15日から16日にかけて、下痢や嘔吐などの症状を発症していました。7人の共通食はこの飲食店の食事以外にありませんでした。
市は現在調査を行っていますが、既に7人の客のうち1人の便と、従業員1人の便からノロウイルスが検出されたことなどから、市はこの飲食店で提供された食事が原因の食中毒と判断し、18日、営業禁止を命令しました。
保健所は改善指導を実施するということです。
ノロウイルスの特徴
広島市保健所によりますと、ノロウイルスには以下の特徴があるということです。
・冬季を中心に一年中発生する。
・潜伏期間(感染から発症までの時間)は24時間~48時間。
・下痢、吐気、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が出る(2~3日で回復)。
・ノロウイルスは、症状がなくなっても、数週間は便から排出される。
・感染しても症状が出ない人がいる。
・感染した人の便や吐物には、大量のノロウイルスが含まれている。
・感染力が非常に強く、少量でも感染する。
ノロウイルスを予防するポイント
ノロウイルスの予防には以下が重要だとしています。
・調理や食事の前、トイレの後には、しっかり手を洗う。石けんをよく泡立てて、手についたウイルスを泡で浮かせ、流水で十分に洗い流す。アルコール消毒は効果がないため、手洗いがとても重要。
・嘔吐、下痢の症状がある人は、タオルの共用は避ける。
・便や嘔吐物が付着したものは、消毒する。
・まな板、包丁などの調理器具は、使用後十分に洗浄し、消毒する。消毒は熱湯や塩素系漂白剤が有効。アルコール消毒は効かない。
・二枚貝は、中心部まで十分火を通す。(中心温度:85~90℃で90秒間以上)
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