広島市は13日、鹿児島県内で確認された「麻しん(はしか)」患者が、感染可能期間に広島市内の公共交通機関を利用していたことが判明したと明らかにしました。

鹿児島県や広島市によりますと、患者は鹿児島県外在住の女性(40代)で5日に発症。海外渡航歴はあり、予防接種も受けていたということです。

広島市によりますと、女性は感染可能期間中の6日、新幹線や在来線を利用していたということです。

詳しい6日の行動履歴
▽午後0時10分~午後2時27分
 JR名古屋駅ー広島駅(のぞみ25号グリーン席指定席)
▽午後3時~午後3時34分
 JR広島駅ー呉駅(呉線快速安芸路ライナー広行)
▽午後6時2分~午後6時47分
 JR呉駅ー広島駅(普通列車岩国行)
▽午後7時3分~午後8時9分
 JR広島駅-博多駅(新幹線のぞみ43号自由席)

広島市は、この期間に当該の公共交通を利用した人は、利用日から3週間は発熱などの風邪症状に注意してほしいとしています。また、発熱、発疹などの症状がある場合は、「必ず受診前に麻しんの疑いがある」ことを医療機関に電話で伝えてほしい、と呼びかけています。

一方、麻しんウイルスは空気中での生存期間は2時間以下とされていて、現時点で施設を利用しても心配はない、としています。

麻しん(はしか)とは注意点は

麻しんは、非常に感染力が強く、空気感染・飛沫感染・接触感染によって感染します。

感染すると多くの場合、約10日~12日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、熱が2~3日続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。

また、高熱が続き、肺炎や脳炎を併発する等、重症化する場合があります。

麻しんは感染力が強く、空気感染するため、手洗い、マスクのみで予防はできません。予防接種が最も有効な予防方法です。

予防接種法上の定期接種の対象者は早めに接種を受けてください。

また、医療・教育関係者や海外渡航を計画している方も、麻しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は、予防接種を検討してください。