広島県福山市で男性に暴行を加えて死亡させるなどした男2人の裁判員裁判で、広島地裁は4日、2人に実刑判決を言い渡しました。

判決によりますと、不良集団「阿修羅」の幹部・森田悠太被告(25)と、リーダーの西國原拓夢被告(25)は、2024年9月、福山市内の駐車場や木材置き場での男性(当時18)に対し、顔や腹を複数回殴ったり蹴ったりする暴行を加えて、死亡させました。

先月3日の初公判で森田被告は「共謀した覚えはありません」と話し、西國原被告は「間違いありません」と起訴内容を認めていました。

4日の判決で広島地裁の後藤有己裁判長は、「阿修羅のルールに反して集会を欠席したことを疑われたメンバーの男性(当時18)は、被告らから正解のないけじめについて執拗に追求され、一方的に暴行を受けている状況で男性に何ら落ち度はない」と指摘。

「2人は犯行後、瀕死の状態の男性を認識しながら、直ちに救急車を呼ぶなどの措置をとっておらず、見殺しにしていると言っても過言ではない」などとして、検察側の求刑12年に対し、森田被告に懲役11年、西國原被告に懲役10年の判決を言い渡しました。