「ママ…」。1月の夜道を1人で泣きながら歩く迷子の女の子に声をかけ、2キロ先の最寄り交番まで連れて行った高校生2人に、警察から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは、広島市立広島商業高校2年生の山本柚希さん、吉川莉来さんです。
1月6日午後6時半ごろ、2は人帰宅途中に、泣きじゃくりながら1人歩く幼い女の子を見つけました。女の子に近づくと、「ママ・・・」と言っていたといいます。

山本柚希さん
「『どしたん大丈夫?』と声をかけ、話を聞くと女の子が『ママがいない』と言っていた」
女の子は長袖一枚に七分丈のズボン、サンダルと薄着だったといいます。
「私たちがなんとかしなくちゃ」

付近を見渡しても保護者らしき姿はなく、2人は女の子が迷子になっていると判断。警察に通報するか交番へ連れて行くか話し合い、交番へ連れて行くことにしたといいます。
吉川莉来さん
「警察へ通報すると、大きい大人たちがたくさん来るので、怖いだろうなと思い、交番へ連れて行くことにした」
また、周囲には大人が数名いましたが、助けてくれる人はいなかったといいます。「私たちがなんとかしなきゃ」そう思い、3人で交番へ向かいました。
2キロ先の交番へ 好きな歌を歌いながら
道中、吉川さんが女の子を抱え、3人で歩いていましたが、女の子はまだ泣いていました。そこで緊張をほぐすため、歌を歌いながら歩いたといいます。
山本柚希さん
「『きらきら星』や『どんな色がすき』など、たくさん歌を歌いながら歩いた」

3人は1時間以上かけて、2キロ先にある最寄りの交番に到着。警察官に女の子を引き渡しました。
その後、女の子は無事に保護者の元へ届けられました。
警察が2人に感謝状

女の子を無事に保護したとして、警察は26日、2人に感謝状を贈りました。
山本柚希さん
「通報するか交番に届けるか悩んで、泣いていたので、あやすことも考えて交番へ連れて行きました」
吉川莉来さん
「自分たちでどうすれば良いかを考えて、警察署にまた届けたいです。次もします」
警察は「日も暮れていて気温も低く、発見が遅れていれば事故に遭う危険もあった」として、2人に感謝を伝えました。
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