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カープから自由契約となっていた田中広輔内野手(36)が17日、現役引退を表明しました。
田中広輔選手
「本日はお集まりいただきありがとうございます。私、田中広輔は、引退することに決めました。12年間ありがとうございました。」
Q決断に至った経緯を教えてください。
田中広輔
「もちろん現役続行というのも考えながら動いていた反面、やっぱり自分の年齢とか、これだけプロでプレーしていたので、自分がどういう状況に置かれているかっていうのも理解はしていたので、年内で辞めるという決断はしていました。」
Q現役続行を目指している中、やっぱりNPBへのこだわりがあって、色々考えられていたという状況でしょうか?
田中広輔
「そうですね。基本はNPB一本っていうので、それ以外でプレーするのは考えていませんでした。やっぱり自分のやってきた経験上、『まだやれる』っていう思いももちろんあったんですけど、そんな気持ちだけじゃできないっていうのも理解はしているので、そういったものも踏まえて決断をしました。」
Qご家族含め色んな方に相談されたと思いますが、周りの相談がどう決断に影響しましたか?
田中広輔
「相談した人の中には、『もういいんじゃないか』『十分やったんじゃないか』っていう声をかけてくれる方もいたので、『まあそれもそうだよな』と思いながら。僕自身は12年間、本当に勝つこと、チームのためにと思いながらやってこれたので、それに対して悔いはないし後悔もないので、もうなかったらきっぱり辞めると元々そう決めていたので。」
Qご家族からの反応は?
田中広輔
「『続けるなら応援するし』っていう形でした。辞めると言った時は、本当に『お疲れ様』と。両親とか、今までお世話になった方にも連絡はしました。」
Q最近だとInstagramなどで引退を発表する形もある中、こうして記者の皆さんを集めての発表というのはご自身の中で思いがあったのでしょうか?
田中広輔
「それがプロとしての、皆さんに現役中、生意気で迷惑をかけた部分もありますし、プロとして発信するのはやっぱりしっかりとメディアの皆さんを通してするのが僕はいいのかなと思ったので。球団の方に言ったらこの場を設けていただいたので、こういう形になりました。」
12年間のプロ野球人生を終えた田中広輔。不動のリードオフマンが持つ『プロとしての誇り』とは・・・
Q NPBという選択肢を除けば、いくつかオファーがあったと思いますし、気持ちの揺らぎはなかったですか?
田中広輔
「ないですね。それほどやり込んだというか、僕自身やったので。他でプレーするという考えはなかったですね。」
Q区切りをつけて、プロとして誇れる部分はありますか?
田中広輔
「野球に対して本当に手を抜かなかったこと。『どうやって生き残っていくか』っていうのを常に考えながらやってこれたのは、誇れることかなと。成績に関しては満足してるところはないですけど、そういうところでやってこれたのはよかったのかなと思ってます。」

Q今後については?
田中広輔
「まだ未定というか、時間もできたので、ゆっくり考えながら過ごしていきたいなと思ってます。」
Q年が明けてから体を動かしたりは?
田中広輔
「動かしてはいました。でも気持ちの持ちようが違うので、今は本当に肩の荷が下りたというか、気持ちよく体を動かせてます。」
Q新井監督にも連絡はされましたか?
田中広輔
「はい連絡しました。ずっと話をしていたので、『もう後悔はしないんだな』っていうやり取りでした。」
Q トライアウトは受けていませんでしたが、その意図や思いは?
田中広輔
「今はいろんな形でプレーしてる姿を見せられますし、その時点で色んな話もあったので、そこで受けるっていうことはしなかったです。最終戦で試合に出て皆さんにユニフォーム姿を見せる機会を設けてもらったので、それで十分かなと思ったので受けませんでした。」
Q改めて、どんなプロ野球人生でしたか?
田中広輔
「自分が思っている以上に充実したというか。優勝も3回したし、そういった中では充実していましたけど、プレーしている時はほぼほぼ辛かったですし、『野球を楽しく』っていう考えは持てなかったので。またそういった考えを持ちながらプレーしてたら全然違った結果になってたんだろうなと。でも、本当にいい12年間でした。」
Q一番の思い出は?
田中広輔
「優勝したことももちろんあるし、WBC出たりとか。たくさんいい思いをしてるんですけど、やっぱり**フルイニング(連続試合出場)が途切れた試合(2019年6月20日 ロッテ戦)**ですかね。それが僕の中でターニングポイントというか、僕の一番の強みだったところが崩れた時だったので、そこは一番思ってます。」
カープの後輩たちへ、田中広輔が伝えたい思いとは・・・
Q納会の時の涙が印象的でしたが、改めてあの時の気持ちと後輩・カープへの思いを教えてください。
田中広輔
「みんなといい時も悪い時も経験してきたので、最近のカープのこととかも考えながら挨拶をしようかなと思ったら涙が出てしまった。でも伝えたいことは伝えようと思ってたので、後輩たちはもしそれを聞いて何か感じ取って行動が変わったりしてくれたらいいなと思うし、**『まだまだカープはこんなもんじゃないよ』**っていうのを見せてほしいなと思ってます。」
2013年にドラフト3位で入団した田中は、『1番・遊撃手』としてリーグ3連覇に大きく貢献。最多出塁率や盗塁王のタイトルも獲得しました。3連覇を支えた主力選手が、12年のプロ生活に幕を下ろします。

【田中広輔 通算成績】
1203試合 打率.256 965安打 69本塁打 348打点 131盗塁 48犠打 出塁率.344
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