広島市が要望してきたETC専用の「高陽スマートインターチェンジ」について、国が新規事業化を決定しました。

広島市は「高陽スマートインターチェンジ」を設置するよう要望し、国にインターチェンジの位置や概算事業費などをまとめた「実施計画書」を提出していました。

「高陽スマートインターチェンジ」は山陽道の「広島東インターチェンジ」と「広島インターチェンジ」間の安佐北区・高陽地区に設けるETC専用インターチェンジで、国は５日、新規事業化を決定しました。

「高陽スマートインターチェンジ」が完成することで、▽高陽地区の中心部から山陽道へのアクセスが約８分に短縮され、▽幹線道路の渋滞緩和などが期待されます。

スマートインターチェンジ本体はNEXCO西日本が、アクセス道路は広島市が国の補助を受けて整備します。広島市は新年度から調査・設計に着手する予定としています。

広島市の松井一実 市長は「交通の利便性が向上し、高陽地区の定住促進などの効果が期待できる。『200万人広島都市圏構想』の実現にも資する重要な事業」として「地域と連携し、早期供用開始に向けて取り組む」とコメントしています。