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「積極的に似顔絵を作成して犯人検挙に繋がれば」鑑識捜査の似顔絵を学べ!県内の若手警察官たちが習ったのは“似顔絵捜査官” 広島

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事件の捜査で手がかりとなる「似顔絵」を描く技術を伝えようという講習会が5日、広島謙警察本部で開かれました。

黙々と鉛筆を走らせる受講者たち。令和7年度捜査用似顔絵作成講習会には、似顔絵を描く技術を学ぼうと若手警察官を中心に20人が参加しました。

教えているのは本部長から指定された県内に13人しかいない「似顔絵捜査官」です。

講習会では描き方を学ぶ前後でどれだけ差がでるかを体感してもらうため、いきなり絵を描いてみることから始まりました。

大切なのは「基本顔」を知ること

受講者たちが写真を見ながら思い思いの似顔絵を描いた後、似顔絵捜査官による講義が始まりました。

受講生たちはマス目の入った紙を使って、基本となる顔のパーツの位置や形を学びます。似顔絵を描くときはこの「基本顔」に聞き取った特徴を描き足していくことが大切だといいます。

実際に記者も描いてみました。

藤智美記者
「右側が教わる前に描いた絵で、左側が教わりながら描いた絵になります。立体感が出て、より人間らしくなったかなと思います」

似顔絵は性犯罪や詐欺といった目撃情報がある事件の捜査に活用されます。

県内ではことし、10月末時点で46件の事件捜査で似顔絵が作成され、そのうち13件で犯人の検挙に繋がりました。

福山東警察署刑事第一課鑑識係 奥本圭祐巡査長
「目や鼻、口のバランスなどが、講師の話を聞く前よりもしっかりと描けたかなと思います」

地域部地域課鉄道警察隊 小川史真巡査長
「痴漢の事案対応をすることが多いので、痴漢の犯人の手配をかけることがあれば積極的に似顔絵を作成し、犯人検挙に繋がれがばいいなと思う」

講習会を開催した広島県警の刑事部鑑識課は「これからも似顔絵の作成技術を伝えていきたい」としています。

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