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タクシーの「犬はダメじゃ」に困惑 盲導犬の同伴拒否は“約48%”とほぼ横ばい 理解得られにくい現実とユーザーの訴え

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国が定める「障害者週間」が、3日から始まっています。盲導犬を同伴する目の不自由な人=盲導犬ユーザーが、飲食店などで受け入れを拒否されるケースが依然として課題となっています。現状を取材しました。

広島県呉市の盲導犬ユーザーの弓場美香さん。パートナーは、ラブラドール・レトリバーのオリビア(6)です。日常のなか、同伴を拒否されるケースが少なくないと話します。

盲導犬ユーザー 弓場美香さん
「やってきたタクシーの運転手がオリビアを見るなり『犬はダメじゃ』の一言。盲導犬だと説明したが、『ダメ』との一点張り。悲しい。腹立たしい。残念な夜だった」

盲導犬ユーザーへの全国調査によると2024年、飲食店や交通機関などで、受け入れを拒否された人は約半数にのぼっています。2020年の調査とほぼ横ばいで、受け入れが進んでいない現状が浮き彫りとなっています。

背景には、衛生面の心配もありますが、盲導犬はブラッシングやシャンプーで、清潔を保っています。落ち着いて行動できるようにも訓練されています。

ユーザーの「目」としてどう機能? ゴーグルで歩行体験

では盲導犬が、ユーザーの目としてどう機能するのか。視界がぼんやり見えるゴーグルをつけ、一緒に歩きました。

末川徹記者
「きちんと先導してくれるので、安心感があります。ひっぱる力もある」

左手の位置を変えず、犬より後ろを歩くことを意識します。盲導犬はあくまでも曲がり角や段差などを教える役。目的地までの道は、ユーザー自身が覚えます。

盲導犬ユーザー 弓場美香さん
「常に私のそばを歩いてくれる。オリビアがいるところに道はある。かけがいのない存在」

障害のある人たちが安心して暮らせるよう、思いやりのある行動が求めらます。

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