愛媛・松山の定番観光スポットといえば、やっぱり道後温泉！これからの肌寒くなる季節は、のんびりとした癒しの温泉旅にもぴったりの時季ですよね。今回は温泉街の中心的スポットでもある「道後温泉本館」と、期間限定！見逃し厳禁の道後の夜を彩るアートイベントをご紹介します。

「道後温泉本館」で古き良き温泉文化に触れよう

約3,000年の歴史を誇り、日本最古の温泉とも言われる道後温泉。
松山の繁華街からすぐ近くの立地や、コンパクトかつレトロな風情ある景色が残る商店街が大きな魅力の観光地ですが、その中心地ともなるのが「道後温泉本館」です。

この観光街にはいくつかの温泉がありますが、道後の温泉といえばやっぱりここ！という人も多いはず。大元となる本館は1894年に改築されたものですが、130年を超える長い年月の間に増改築を繰り返し、今は主に４つの建物が組みあわさった、非常に複雑な造りの施設となっています。

1994年には、公衆浴場として日本初の重要文化財としても指定されました。一歩中に足を踏み入れると、ノスタルジックな風情ある空間が広がっています。観光客の方はもちろんですが、大衆浴場として日常使いをする地元民も大勢！

ふらっと訪れて気軽に入浴だけを楽しむのもOK｡
せっかくなら、愛媛の「おもてなしの心」を体感できる休憩所利用プランを選ぶのがオススメ。詳細はぜひ公式サイトにてチェックを！

温泉は3階建てとなっており、プランによっては2階の広間休憩所でゆったりくつろげるものや、3階の個室休憩所を貸し切れるものもあります。
休憩所つきのプランであれば、貸浴衣などがセットになっていたり、おもてなしのお茶やお茶菓子のサービスがあったりもするんですよ。

館内はかなり複雑な造りのため、スタッフさんが丁寧に利用説明もしてくれます。このような気遣い・心遣いが、普通の大衆浴場にはない贅沢な「おもてなしの心」を感じる大きなポイント。のんびりとした、ちょっぴり優雅な癒されるひと時となること間違いなしですね。

ゆったりお湯に浸かりつつ、せっかくなら趣きある館内も隅から隅まで見学してみて。昔の銭湯文化に触れられる収蔵物や、実際に明治から昭和にかけて使われた皇室専用の浴室など、非常に貴重な空間を見ることもできますよ。

古くからの伝統を守るのみならず、昔は「湯治」という言葉があった通り、「治療の場」であった温泉を「観光の場」へとイメージチェンジしたのも、道後温泉の大きな功績のひとつなのだとか。
ぜひここ「道後温泉本館」で、そんな温泉文化そのものの面白さも体感してくださいね。

また現在、道後温泉街の一帯では「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」というアートプロジェクトを開催中！

期間中は道後温泉本館や道後の商店街が鮮やかな極彩色に彩られ、訪れた人々を夢幻のような世界へと誘ってくれます。

「瀬戸内Finder(ファインダー)」は、瀬戸内を共有する７県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の魅力を世界に発信しています。

開催期間は2025年10月10日(金)～2027年2月28日(日)。
期間中には段階的に作品が追加されていく予定なので、何度足を運んでも楽しめますね。思わず写真や映像を撮りたくなる素敵な温泉街で、ぜひたくさんの思い出を作りましょう！

瀬戸内Finderフォトライター　 曽我美なつめ

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