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子育て支援制度「ネウボラ」って?

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220回目は、
向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生です。
府中町 子育て支援課の勝谷瑞枝さんとともに、
「ネウボラ」について教えて頂きました。

ネウボラは、フィンランド語で「相談・アドバイスの場所」という意味。
妊娠期から子育て期にわたる子育て家庭を切れ目なく
支援する仕組みとして約100年前にフィンランドで誕生したそうです。

妊娠中に約10回、出産後は約15回、子どもが小学校に
入学するまで定期的に通い、
妊婦健診や乳児健診、予防接種、子育てに関するあらゆる相談を無料で受けることができます。
出産後もネウボラの保健師が赤ちゃん訪問をして、
その後も同じ保健師さんが面談します。
まさにワンストップ型の子育て支援拠点として
家族全体のサポートを目的としています。

今、日本では、核家族化や転勤などで孤立して育児を
されている方が増えています。
さらに子供と母親の健康を守る母子保健と、
児童手当といった経済的な支援は窓口が別で、
支援がバラバラに提供されていました。

そこで、国内でもこれらをまとめる動きとして、
2017年に「子育て世代包括支援センター(日本版ネウボラ)」が法定化されました。
「母子保健サービス」 や自宅訪問・子どもの一時預かりなどの「子育て支援サービス」を
地域の関係機関と連携して行い、切れ目のない支援を
目指しています。

「ただし日本だと、私たち保健師は異動があります。
フィンランドのネウボラのように、ずっと同じ人が
担当し続けることは難しい状況なんです」と勝谷さん。

「制度を工夫して、家族によりそった支援と環境づくりが課題ですね」と梶梅先生。

広島県が取り組む「ひろしまネウボラ」は
現在、県内の18市町が取り組んでいるそうです
住んでいる地域でどのようなネウボラをしているか
ぜひ確認してみてくださいね。

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