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216回目も、
向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生にお越しいただきました。
2歳児の約10人に1人にみられるのが、食物アレルギー!
その症状は、9割がじんましんとして
口のまわりの目の周りにぶつぶつやかゆみが出ることが多く、通常は
原因物質を食べて2時間以内に起こります。
逆を言うとそれ以上、時間がたってからの症状はアレルギーではないかもしれません。
ただ、じんましんの症状+咳が出る、嘔吐がある、
また皮膚と呼吸器、呼吸器と消化器…など
2系統の器官にダメージがある重篤な場合を
「アナフィラキシー」と言い、命に関わることもあるので注意が必要です。

消費者庁が発表した
「令和3年度 食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究報告書」によると、最も多いのが卵で全体の3割、身近なアレルギーだと言えます。
妊娠中は、アレルゲンになる食べ物を控えた方がいいと言う人もいますが、
症状が気にならないほどであれば、妊娠中や授乳中などは、子どものためにも
バランスよく食べることの方を優先して下さい…とお話しすることもあります。
食物アレルギーの血液検査で陽性だったものは
一切食べさせてはいけないという訳ではないそうです。
「このくらいは大丈夫、これは食べものなんだ」と体に思わせて、
アレルギー反応を起こりにくくする免疫寛容を引き起こすために、
少しづつ口に入れておくことも大事という考え方です。

ただし、体調が不安定な妊娠中などは特に
自分で勝手に判断せず、
必ずかかりつけ医に相談しましょう。
現在アレルギーの治療方法はさまざまですし、
先生によってやり方は違ってきます。
すべてを排除するのではなく、少しずつ慣れて食べられるようにするのも
一つの方法として自分に合う方法を見つけていきましょう。

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