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215回目は
向洋こどもクリニック 梶梅輝之先生にお越しいただきました。
2020年に公表された全国調査の結果によると、
2歳児の約10人に1人が食物アレルギーを持つと報告されています。
免疫の仕組みが強く働くと "異物=アレルゲン"と認識して攻撃し、
体に様々な症状が "過剰な反応" として引き起こす「アレルギー反応(過敏反応)」。

食物アレルギーの症状は、9割がじんましんですが、
じんましんの症状+咳が出る、嘔吐がある…など、
皮膚と呼吸器、呼吸器と消化器など
2系統の器官にダメージがある重篤な場合を「アナフィラキシー」と言います。
子どもの食物アレルギーは、口のまわりの目の周りに出ることがあり、
原因物質を食べて2時間以内に起こることが多いです。
アナフィラキシーショックになったことがある人は、アドレナリン注射(エピペン)を所持する場合があります。エピペンを所持するかどうかは、医師と相談してください。
子どもがアナフィラキシーショックになった場合、エピペンを打つのは
周りの大人です。
人に打つのは怖いかもしれませんが迷わず打つことが大切です。
また、お子さんに食物アレルギーを疑うような症状が出たら、
いつ何をどのくらいの量を食べて、どんな症状が出たのかを記録しておくといいでしょう。

食物アレルギーの治療法も変わってきているようです。
以前は、原因となる食物を全て除去するという方法でしたが
最近の治療では、ぶつぶつが出る手前の少し食べるという治療が
増えてきています。
症状が出てこない“食べられる量”を見極め、その量までは食べられるようにすることを目指します。
ただし、
これらの治療は医師と十分相談しながら進めていくもの。
まずはお近くの専門医にご相談下さいね。

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