29日夕方、呉市で、警察のバイクが、追跡していた自転車と衝突し、自転車に乗っていた男子中学生が軽いけがをしました。

事故があったのは、呉市仁方桟橋通の市道です。

警察の調べによりますと29日午後6時ごろ、警察官が14歳の男子中学生が乗った自転車をバイクで追跡。停止させようと加速したところ、自転車に衝突し、中学生は転倒して擦り傷などの軽いけがをしました。

警察官は「少年たちが係留中のボートに乗ったりしている」という通報を受けて現場にかけつけ、少年たち数名が自転車で逃げたため、そのうち、この男子中学生を約130メートル、追跡したということです。

広警察署の水谷治紀 次長は、「原因を究明し、事故の再発防止に努めます。追跡を開始した行為は適切だったと考えています」とコメントしています。

県内では今月に入って、広島市と福山市で警察が追跡中のバイクが転倒したりする事故が起きています。