広島市の平和大通りで26日、広島の都市部では初めてとなる「自転車道」が完成しました。春休みで、子どもたちも自転車に乗ることが増えるこの季節、自転車の乗り方にも注意が必要です。
今回、整備されたのは平和大通りの白神社前交差点(広島市中区)から東に約100mほどの区間です。
自転車の交通量が多い平和大通りについて、広島市は、歩行者との安全性を確保するため、5年前から自転車道の検討を進めてきました。
自転車道は車などと同じ左側通行で、自転車道がある区間では、原則、自転車は歩道や車道の通行ができません。
供用初日の26日は、広島市の職員や警察官がプラカードを持って自転車で通行する人を誘導していました。
広島市 自転車都市づくり推進課の吉川洋子課長は「今までは自転車と歩行者が行き交い危険な場面もあったが、分けて通行することで安全快適に平和大通りを通行できるようになれば」と話していました。
広島市は今後「平和大橋」から「田中町交差点」まで自転車道の整備を進める方針です。
自転車は「軽車両」に位置づけられているので、車道の左側通行が原則です。
車道の端に色のついた「自転車レーン」は進行方向の左側のみ通行できます。
逆走すると道路交通法違反になります。
「普通自転車歩道通行可」の標識がある歩道は、例外的に自転車も通行できます。
この場合、どちら向きに走っても問題ありませんが、優先は歩行者です。ぶつからないようゆっくりと安全に走ることを心がけてください。
また、おととし4月から自転車に乗る全ての人に「ヘルメット着用」の努力義務が課されています。
警察庁によりますと自転車事故の死者のうち約5割が頭部に致命傷を負っています。自分の命を守るためにも、ヘルメット着用を心がけてください。
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