広島市で知人の男性を殺害し、遺体を切断・遺棄した罪に問われた男の裁判員裁判の判決公判が13日、開かれました。広島地裁は男に懲役18年の判決を言い渡しました。
起訴状などによります渡部大地被告(32)は、祖母の家で、知人の植木秀俊さん(当時70)を殺害し、その遺体を切断したほか、遺棄したとされています。
捜査段階で渡部被告は、「2人組の男の犯行」と供述していましたが「自分が犯行に及んだ」と変更。しかしその後、家族からの手紙を見て、本当は「見知らぬ第三者の男による犯行」として、再び話が変わるなど、供述内容に変遷があったことが、これまでの裁判で明らかになっています。
初公判で渡部被告は、遺体を遺棄したことは認めましたが、殺人や死体損壊については否認していました。
検察側は、「被告はその時々に把握した検察側の証拠にあわせて、うそをついていると言わざるを得ない」などとと指摘。「植木さんの命を奪ったばかりか、遺体を解体し、存在そのものを消し去ろうとした、極めて悪質な犯行だ」などとして、懲役20年を求刑していました。
一方、弁護側は、「骨に傷をつけず、包丁1本を使って2時間程度で解体する(検察側の主張)には相応の技巧が必要。そういった作業に無縁な被告に、可能であったとは到底考えられない」などと主張していました。
一方で死体遺棄については有罪であるとして、執行猶予付きの判決を求めていました。
※速報段階の情報です
渡部大地被告
被害者の植木秀俊さん
事件があった現場周辺 広島・佐伯区
事件があった現場周辺 広島・佐伯区
事件があった現場周辺 広島・佐伯区
事件があった現場周辺 広島・佐伯区
事件があった現場周辺 広島・佐伯区
事件があった現場周辺 広島・佐伯区
事件があった現場周辺 広島・佐伯区
法廷内スケッチ(被告人質問・2/28)
法廷内スケッチ(被告人質問・2/28)
法廷内スケッチ(被告人質問・2/28)
法廷内スケッチ(被告人質問・2/28)
法廷内スケッチ(被告人質問・2/28)
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