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毎年恒例!「天谷×菊池対談」 新井監督の「変化」という言葉を受け、菊池涼介が考えた「ベテランとしての覚悟」

天谷宗一郎

「では菊池選手よろしくお願いします。」

菊池涼介

「はいこんにちは」

天谷「こっちは緊張してる!」

菊池「毎回やってるねこのくだり」

シーズン開幕前、恒例となっている、天谷さんと菊池選手の対談。実はこの2人、カーチカチTVの最高視聴率をたたき出した、名コンビでもあります!

天谷「あの時間帯の(視聴率)10%超えはまだ超えられてない」

菊池「なんでなん!」

天谷「あれ社長賞ものですよね」

菊池「全然賞もらってないけど」

天谷「いや俺がもらわないといけない!」

プロ14年目・菊池涼介。春のキャンプでは、若手が猛練習に励む中、34歳の菊池は、開幕に向けて調整を一任されていました。

菊池「外から連ティーロンティーを見ていると打ちたくなる!俺も量振っとかなあかんとか、気づいたらバッティングケージの中にいる」

天谷「おお、いいじゃないですか」

1年前を振り返ると春のキャンプでは新たなバッティングの形を模索していた菊池。しかし、その取り組みは実を結ばず、シーズン中盤まで、打撃の数字がなかなかあがりませんでした。

天谷「去年はどんな感じだった?」

菊池「インコースに来てもセンターに打てるみたいな感じで、全てが内に来すぎていて、結果的にインコースをさばくとき、肘をたたむのでヘッドが下がって出てしまう。」

天谷「フライが増えたり弱い打球が増えたりとか」

菊池「なので今年はいつも通り上から落とす打撃に戻した」

天谷「原点回帰ということね」

バッティングでは帰るべき場所を見い出した一方で、菊池がキャンプで不安を抱いたというのが、「守り」でした。

菊池「打撃に特化したメニューが組まれている分、特守がなかなかないので、僕は怖いなあと思って1人でノック受けたりしている。」

天谷「それは足を動かしたいとか?」

菊池「いや”取る感覚”とか」

天谷「まだ?」

菊池「もう”不安”ですよ。グラウンドでたくさん受けたい!」

天谷「その不安は若い頃もあった?」

菊池「やっぱり練習していなかったら不安になる!」

天谷「ちょっと意外かもしれない」

菊池「だから意外に練習するでしょ?」

天谷「うん。ベテランになればなるほど、不安が大きくなるのは分かる。」

菊池「不安は昔から全然ある。シートノックも受けておきたい。その日の湿度・風だったりで打球が変わってくるので、それを受けておきたい」

天谷「気温とか湿度まで・・・」

菊池「それでマツダスタジアムだと芝の状態が変わる。芝の変化はノックを受けないと分からない。見た目じゃ、スタンドで見てるだけじゃ分からない。ここが剥げてる、ここではねたら嫌だなとか」

天谷「その準備もしながら、体に覚えながらね」

昨シーズンの最終戦、新井監督が発した「変化」という言葉。その意味を、菊池は重く受け止めています。

菊池「最終戦のスピーチの時点で僕たちベテランは、『ん?』って思った。やっぱり上にいる僕たちが引っ張っていかないといけないし、(若手に)言うのはエネルギーも必要だし、自分たちがしっかりやっていないといけない。

キャンプ第一クールから見ていても、「ん?」と感じるところがあって、やっぱり秋季キャンプの延長というか量をこなすだけに見えて寂しいことがあった。沖縄来てからはみんな目の色変えてやっているけど、日南のときから『よしやってやるぞ!』という選手が何人いたかな。」

天谷「逆にベテランはあのスピーチを聞いてスイッチは絶対入っている?」

菊池「すぐアキ(秋山翔吾)と話しましたよ」

天谷「どんな?差し支えなければ」

菊池「いや差し支えありますよ!」

天谷「えー!聞きたい聞きたい聞きたい!」

菊池「まあやっぱり話しますよね。あのスピーチで何人が『変わろうやってやろう』と思ったか、春季キャンプにも若手がたくさんいて、メンバーを見た瞬間に『よしやってやるぞ!』となる選手が何人いるかなという話はした」

中堅・ベテランの多くが2軍キャンプに参加する中、1軍でキャンプを完走した菊池、そして秋山は、ベテランとしての、チームへの貢献の仕方を探しています。

秋山翔吾

「もっとチームのことを考えて、もっと選手一人ひとりを話して、どう思ってやっているのかというのを知っていかないといけない。キャリアを積んできた選手というのは、個人の成績だけ出していれば、本当に必要な選手なのか?」

菊池「矢野みたいに、毎日野球について話せる選手もいれば、そうではない選手もたくさんいる。そんな選手にも言っていかないといけない。」

菊池「僕ら敏感ですからね。秋山菊池は敏感ですからね」

天谷「菊池選手はどーんって印象なんだけど、実は繊細だもんね」

菊池「敏感だし気づきやすい。僕が気づいたことも秋山が気づいたことも2人で色々話している。」

天谷「ちなみに秋山”さん”ね!」

菊池「アッキーアッキー」

天谷「同級生の感覚で喋るから、いやちょっと待ってってなる!」

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