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史上2人目の「セパ両リーグ首位打者」内川聖一氏が語る 若ゴイに必要な姿勢「引かないこと」

「右打者歴代最高打率」「セ・パ両リーグ首位打者」など、輝かしい経歴を誇る内川聖一氏。

石田充アナウンサー

「やっぱり内川さんとカープと言えばカープ球団が惚れ込んだ男。」

15年前、カープの歴史の中で、唯一FAでの獲得に乗り出したのが内川聖一氏。ちなみに奥様はカープファンです。

内川聖一氏

「ユニフォームを着ることはなかったですけど。当時、野村謙二郎さんが監督で初めてCSに行ったとき甲子園が半分真っ赤になっていた。今でも野村さんとその話をするし、もちろん映像でも見た。カープが良い成績を出したときに、広島の街の盛り上がりがどうなるかっていうのもね。」

今年こそ広島を盛り上げるために、新井カープ3年目の戦力を、内川さんに分析してもらいました。

石田「まずカープの投手陣、どのようにご覧になっていますか?」

内川「まず森下投手、大瀬良投手、床田投手の3本柱がいて、残り3つの枠がどうなるかで大きく変わる。」

内川「僕は正直常廣投手に期待している部分がある。同じ大分県出身の選手が活躍したら嬉しい。」

内川「常廣投手の大学時代を見てもすごく完成度が高い。昨年の一年間はどうしても、大学時代のリーグ戦期間だけ頑張るものではない一年間を経験したと思うので、今年は新たなステップで頑張ってほしい。」

石田「バッター目線で言うと、常廣投手はどんなタイプの投手ですか?」

内川「まとまりがすごくあるタイプだと思う。大荒れするという感覚があまりない、ストライクーゾンできちんと勝負できる。欲を言うと2桁勝ってほしい。」

本人に伝えてみると・・・

常廣羽也斗投手

「『ゾーン内で強いボールを投げよう』と思って練習しているので、そのように見られるということは、練習した成果が実際に出ていると思う。」

Q侍ジャパンでも球威で押した投球が光りましたが・・・

常廣「本当はファールを取りたかった。本当は空振りやファールでカウントを稼いで、三振を取りに行きたかった。」

「チーム内川」毎年オフに行われていた合同自主トレには、当時20歳だった坂倉将吾も参加しており、その高い才能を内川さんは見抜いていました。

内川「やっぱり瞬発力やスピード感が当時からあった。走るスピードも、スイングに入るときの瞬発力もあった。やっぱり坂倉は”キャッチャーへの”こだわり”が当時からあった。僕らは『打てるなら他のポジションでも』という考えを持ったりもしたが、やっぱり本人の中で『僕はキャッチャーをやりたいです』という思いがきちんとあった中で、ここまで頑張ってくれているので、今は一日も早く怪我を治してもらって。」

石田「鈴木誠也選手も『チーム内川』の印象がありますが」

内川「もう『チーム内川』って言っちゃいけないような選手になりましたよね(笑)」

内川「よく自主トレの時に話をするのが、当時は『チーム内川』だったけど、いつかは『チーム鈴木誠也』に。自分で自主トレをやってもらわないといけないと思っていたので、いつまでも「チーム内川」ではだめという話をしていた。『チーム鈴木誠也』として、また新たな鈴木誠也を生まないといけないので。」

石田「今は鈴木誠也選手がリーダーとなって、1月は沖縄で自主トレをやっているんです。ちゃんとつながっていますね!」

内川「いやありがたいですね。『アドバイスしてくれ』と言われれば、『ちょっと今のバッティングフォーム送って』と言ってそれを見て、色々議論を重ねられた存在がまた新たにそういった選手と一緒にやっているのが、つながったと思えばすごくありがたい。」

課題の「得点力」を上げるために、鈴木誠也の愛弟子を筆頭に、今年のカギを握る若ゴイたち。打撃のレジェンドが重要だと語る姿勢とは・・・

内川「やっぱり”引かない”ことです!」

内川「どうしても結果が出ないと受けてしまう、受けてくると自分に自信もなくなるし、自分の持っているパフォーマンスも出なくなってしまうので、常に攻撃的である。打てなくても『よっしゃ守備で!』『よっしゃ次の打席で!』って。100%を目指すんだという積み重ねみたいなものは必要かなと思う。」

石田充アナウンサー

「内川さんですが、横浜ベイスターズに入団してすぐに花開いたわけではないんです。高卒8年目で初めての規定到達、そしてタイトルを獲られたので、今のカープの若ゴイたちも”引かない姿勢”で頑張れば、内川さんのようになれる選手が沢山いるということで、エールも送られていました。」

青山高治アナウンサー

「どの選手にも響く言葉ですよね。」

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