来月ニューヨークで開かれる核兵器禁止条約締約国会議で広島選出の森本真治参議院議員が発言する予定です。日本の国会議員の発言は初めてだということです。
森本議員にインタビューしました。
森本真治参院議員 2期目 51歳
森本参院議員
「被爆地広島の議員として被爆の実相、広島長崎でどのようなことが当時またいまなお続いているのかをぜひ発言して欲しいということになりまして」
森本議員は現地時間3月4日に開催される「核戦争の真の被害」がテーマのパネルディスカッションで発言を求められる予定です。被爆地で何が起こったのか、現在も残る課題などについておよそ5分間、英語で訴えます。
特に放射線の問題を指摘したい考えです。
森本参院議員
「被爆80年になっていまなお色んな不安を抱えながら生きてきた話であったり、2世なども遺伝的影響がまったくないと証明されないなかで、そういう不安が未来永劫にわたってつづいていく問題」
核兵器の限定的な使用を肯定する考え方に対しても反論するかまえです。爆心から離れた地域にも黒い雨が降ったことなどを挙げ影響は攻撃対象エリアにとどまらないと訴えます。
森本参院議員
「一度使用されると永遠に解決がない核兵器の恐ろしさということですね」
人類は核兵器の影響を抑える術を持つことはできない、と語りかけたいとしています。
条約に距離を置く日本政府は今回もオブザーバーでの参加をしません。
森本参院議員
「政府の立場ではないが、唯一の戦争被爆国として核兵器廃絶に向けての一番の声を上げていかなければならない」
広島選出の国会議員としてしっかり責任を果たしたいとしています。
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