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“冬の味覚”が温暖化で春の旬へ?「先週から身入りがよく甘みも」過去最多160超の飲食店が参加「ひろしま牡蠣まつり」

飲食店自慢のカキ料理を堪能できるイベントがあす3月1日以降、広島市などで開かれます。これからの時期が一番おいしい「ひろしま春のかきまつり」です。

広島を代表するお好み焼きがカキづくしに!

末川徹記者
「広島駅の西側に広がっているエキニシです。すぐ近くにはミナモアが開業しますが、飲食店では春がきを応援するイベントが始まります」

お好み焼きをうめつくすのは、瀬戸内で水あげされた15個のカキです。

広島赤焼えん 伊藤勝さん
「観光客などが多くいる地域なので、カキ・お好み焼きを一緒に食べてもらえる」

イベントは、県が推進する「おいしい!広島」プロジェクトの一環で、食の魅力を広く発信しようと、2021年から行われています。

5回目となる今回は、広島市を中心に、江田島市など、過去最多となる163もの飲食店などが参加します。一般的に、カキは、「冬の味覚」として定着していますが、産卵を控えた春の時期は、栄養価・うま味が最も高いとのこと。

メディア向けの試食会には、5つの店舗から自慢のカキ料理がふるまわれました。

生育不良で水揚げ遅れも…春の味覚へと変化

近年のカキは、例年にない変化を迎えています。記録的な猛暑となった2024年の夏、海水温が上昇し、カキの生育が遅れたのです。水揚げの解禁は例年より3週間も遅れることとなりました。

温暖化が進むなか、これからは「春の味覚」に変わりつつあるといいます。

生産者の一人 音戸海産 栗原単さん
「先週あたりからかなり身入りがよくなり、甘みも増した。自然と春のカキがおいしいとなるので皆さんも食べてほしい」

広島がカキを世界一美味しく食べられるまちへ。「ひろしま春のカキまつり」は、4月中旬まで開かれます。

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