プロ野球 広島カープ の沖縄キャンプ最終クール。22日の練習試合は去年の韓国リーグの優勝チームとの練習試合。立ち上がりをテーマにする 常廣羽也斗 が先発しましたが初回いきなり1アウト2・3塁のピンチを招きます。ここで4番をショートゴロに打ち取ると、続くバッターを得意のフォークで空振り三振を奪い無失点で切り抜けます。常廣 は「ストレートのズレを早めに修正できなかった」と2回には2アウト満塁とされますが、ここでも三振を奪い3アウト。この日はコントロールに苦しんだ常廣ですが3回を投げ失点は1。5奪三振の投球内容になりました。
持ち味を発揮したのは 鈴木健矢。「ゾーンを攻めて打たせて取ることを意識した」とテンポ良く三者凡退に抑えると、次のイニングには去年の韓国リーグMVPのキム・ドヨン を相手にシュートで詰まらせサードゴロ。2イニングをパーフェクトに抑えました。
キャンプ最終クールの実戦で外野手争いが熾烈になっています。新たなフォームに挑戦する 中村奨成 はタイムリーを放ち出塁すると、持ち味の俊足を生かしワンヒットでホームイン。出場機会を求めて外野にも挑戦する 林晃汰 はタイムリーツーベースを打つとレフトの守備ではスライディングキャッチを見せ攻守にアピールしました。そんな林は試合後のロングティーを終えた後も居残り練習。結果が出た後にも細かいチェックを欠かしませんでした。
林 晃汰
「あしたがすごく楽しみ、ワクワクした気持ちであしたを迎えられそうです」
他にも残っていた選手がいました。真っ暗になった午後7時。最後に球場をあとにしたのは 末包昇大 でした。
23日はオープン戦初戦。巨人を相手に先発はローテーション争いをする 森翔平 が好投します。キャンプにウォーキング用のポールを持ち込み歩き方から身体の使い方を見直す森は、2回に満塁のピンチを迎えますがインサイドのストレートで丸から空振り三振を奪い3回を投げ無失点ピッチング。開幕ローテーション入りへ一歩前進します。
去年11月の右ひじの手術以来、初の実戦となる坂倉はリードで森を引っ張ると、打っても右ヒジの不安を一切感じさせないスイングでツーベースヒットを放つなど、開幕マスクへ向け順調に歩みを進めます。
前の日、夜7時まで居残り練習をしていた 末包 も長打力でアピール。タイムリーを含む2安打を放ち練習の成果が早くも実を結ぶ嬉しい結果となりました。途中出場した 林 も前日に続きヒットを放ちバットでアピールします。
また、対外試合でチームトップの2本塁打を放ちアピールを続ける二俣は、3回に先制タイムリーを放てば、守備では途中からセンターに入ると右中間に飛んだギリギリの打球をしっかり捕球し外野守備でも存在感を見せました。今シーズンのオープン戦初戦は去年目の前で胴上げを許した巨人相手に快勝しました。
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