広島県廿日市市の中国自動車道の工事現場で、作業員5人が足場ごと落下して2人が死亡した事故で、足場が計画通りに設置されていなかったことがわかりました。
この事故は先月27日、廿日市市吉和の中国道下り線・鷹の巣橋の工事現場で、作業中の男性5人が橋脚に吊り下げられていた足場ごと、高さ約20mから落下し、2人が死亡、3人が重軽傷を負ったものです。
NEXCO西日本は、本来なら28箇所設置する予定だった足場を吊るためのチェーンのうち、外側の8箇所が設置されていなかったことや、チェーンを設置していた全ての箇所で、チェーンと橋脚をつなぎ足場を固定するためのアンカーが計画より下に打ち込まれていたことを明らかにしました。
アンカー付近のコンクリートは壊れていて、荷重に耐えられずに足場が落下した可能性があるということです。
NEXCO西日本は、コンクリート工学の専門家などと会議を開いていて、事故の原因を究明し、再発防止策を検討するとしています。
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