横断歩道を自転車で渡っていた女性（25）を原付バイクではね、そのまま逃走したとして、広島県警は3日、広島市安佐南区西原に住むアルバイト従業員の男（49）を道路交通法違反の疑い（ひき逃げ）で逮捕しました。

警察によりますと、男は1月15日、広島市西区大芝の「祇園大橋南詰」交差点を左折する際に、横断歩道を自転車で横断していた女性をはねましたが、救護などの必要な措置を取らず、そのまま走り去った疑いが持たれています。

この事故で女性は、膝や太ももを打撲するケガをしましたが、軽傷です。

警察の調べに対し、男は「女性が『大丈夫です』と言ったから立ち去った。このくらいの事故なら警察に通報しなくてもいいと思った」などと供述しているということです。

現場は太田川放水路にかかる祇園大橋の南側の交差点で、男の原付バイクと女性の自転車は、いずれも祇園大橋を南に向かって走っていたとみられています。

警察が、詳しいいきさつを調べています。