サンフレッチェ広島のトルコキャンプは半分が過ぎました。10年ぶりのリーグ優勝に欠かせないのは「新戦力の活躍」に加えて「けが人の復帰」です。今季こそ、”折れない3本の矢” として期待される3人が、トルコで元気な姿を見せました。
1人目は去年11月下旬のACL2で右太ももを負傷し、リーグ優勝をかけた残り2試合を欠場した 新井直人 です。昨シーズンは開幕直後に新潟から電撃移籍。5月の京都戦でハットトリックをマークするなど広島では32試合に出場し、6ゴールを挙げました。トルコキャンプでは21日から完全合流。練習試合への出場もゴーサインが出ました。
サンフレッチェ広島 新井直人 選手
「やっと合流できたので、また1日ずつ積み上げられたらいいかなと思っています。開幕まで2週間積んでいけば100%とまではいかないですけど、80、90%には持っていけると思います。去年1年間の(結果は)シーズン通しては満足していますし『そこは最低限ことし超えたいな』とあらためて思っているので、けがをしたからどうこう思ったというよりは、昨シーズン1年間の結果を間違いなく超えるというのを目標にやろうと思っています。(新加入FW・ジャーメイン良 の印象は)昨シーズンもその前もプレースタイルは相手としてわかっていたし、彼のストロングはぼくのストロングとも合うので、そこは引き出してあげられると思うし、逆にいいボールを待ってくれているので、お互いにいい関係を築けるとは思っています。(今季は)タイトルを取ることだけを集中してやりたいと思っていますし、『**ことしも広島は強いというのをリーグ全体に示したい』**というのがいまの気持ちです」
2人目は廿日市出身のDF 山﨑大地 。パリ五輪のメンバー入りも視野に入った昨季でしたが、3月の練習で右ひざの前十字靱帯や半月板を損傷し、全治9か月以上と診断。飛躍が期待されたシーズンでエディオンピースウイング広島のピッチに立ったのはわずか1分。2月23日(浦和戦)の開幕戦の終了間際だけでした。
「まだちょっと怖い部分はある」と本人は話しますが、すでにボールを使った練習に参加。完全合流の日も見えてきました。
3人目はMF 小原基樹 。J2屈指のドリブラーとして水戸で活躍したものの、加入1年目の昨季は8月に左足を骨折し、J1で8試合の出場にとどまりました。自身初となるトルコキャンプでは練習試合で得点を挙げるなどアピールを続けています。
サンフレッチェ広島 MF 小原基樹
「去年のくやしさを存分に晴らすだけなので、けがも治りましたし、いい形で(キャンプに)入れているので、試合にたくさん絡んで得点を決められるようにがんばります」
磐田から移籍のFW ジャーメイン良 や明治大学から加入のFW 中村草太 など新加入選手も注目ですが、昨季、くやしい思いをした選手たちの活躍がタイトル獲得に欠かせません。
サンフレッチェのトルコ1次キャンプは現地時間今月26日までの予定です。
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