広島県府中市の路上で女性（72）をひき逃げたとして、広島県警は20日、岡山県井原市に住む会社員の男（55）を過失運転傷害と道路交通法違反の疑いで緊急逮捕しました。

警察によりますと、20日午後4時半ごろ、府中市中須町の市道の交差点で、男が運転するパッカー車が右折した際、横断歩道を渡っていた女性をはねたにもかかわらず、そのまま逃走した疑いがも持たれています。

女性は広島県福山市内の病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。

警察の調べに対し、「怖くなってその場を立ち去ってしまいました」と容疑を認めているということです。

事件を捜査する府中警察署

目撃情報などから、逃げたパッカー車を所有する会社が判明し、男の関与が浮上。任意同行を求め、事情を聴いたところ、事故を起こしたことを認めたため、緊急逮捕したということです。

警察によりますと、現場は信号機のある片道1車線の丁字路で、信号はどちらも青だったということです。警察は、詳しいいきさつを調べています。