【全国男子駅伝ラジオ中継 箱根駅伝優勝青山学院大原晋監督の解説語録】
(スタート直前のレース展望で―)
「ハイペースな展開の中から本命に挙げるのは4連覇を目指す長野、そして、千葉がここ最近の取材で力があるなと感じている。」※結果は優勝長野・2位千葉。
1区 長野県・濵口大和選手の走りを見て―)
「彼のラストスパートは大学生レベル以上の走りを見せてくれます。ここからのラストスパート楽しみですね。」※濵口選手は、ラストスパートで後続を突き放し区間賞獲得。
(2区 神奈川県の中学生 稲垣翔馴選手について―)
「きのうの調整を見て、30年40年の中でもスーパースターですね。久しぶりに見た素晴らしいランナー。しなやかなバネとしなやかな腕振り、推進力が前へ前へ行っている。」※稲垣選手は2区区間賞獲得。
(3区 熊本県・鶴川選手(青学大)の走りを見て―)
「いや~ね、鶴川、いいな!お前!これね、後ろから運営管理車がいると、『そうそうそう!行ける行けるよ!すごいよお前!お~っと前に出た!』って、今良い走りしていますね!」「(今年度は)覚醒しましたね。3年間は故障の連続だったんですが、イチから基礎からたたき上げて4年目は復活してくれました。」※鶴川選手は、区間2位の快走
(3区 和歌山県・若林選手について―)
並走バイクリポーター石田アナ「和歌山の若林は、下りでリズムをつかんで、残り2.5kmでラストスパートをかけたい。そして、原監督に良い解説をしてもらいたいと意気込みを語っていました。」原監督「まだ(画面に)見えてきませんからね。コメントのしようがないんですよね。若林君、もっともっと上に上がらないと~!!」※若林選手は3区区間4位タイ・12人抜きの快走
(5区 千葉県の走りについて―)
実況アナ「第4中継所で、千葉のたすき渡しが長野から1分程度の差があった。」原監督「ちょっと千葉が先ほどの区間で後ろに下がっちゃいましたが、でも、一人の下がりを今度は誰かが挽回するっていうのが駅伝ですので、一人のせいにするのではなく、今エースの鈴木君が前を追いかけて、チームとして盛り上げてくれています。」
(5区 千葉県・鈴木琉胤選手について―)
「30年に一人の選手ですね。」「まったくしんどさを感じないんでしょうね、淡々と力感なく走っているんですよね。このままマラソンを走れますよ!将来、2時間3分台も期待できるランナーですね!」※鈴木選手は、5区区間新記録(区間2位)14人抜きの快走で、大会の高校MVPを獲得。
(サングラスを着用する高校生選手について―)
実況アナ「福岡県チームの松田選手もサングラスをかけていますね。」原監督「実は4月から本学に入学予定者なんですが、こういうタイプが青学を選ぶのかな。という風に見ています。でも、サングラスは目の疲れを軽減させる効果があるので、単なるファッションだけではないんですよね。これが当たり前の時代だと僕は思っています。元法政大学の徳本選手が大学生の時にサングラスをかけて大きく批判された時代がありましたけれども、もうそういう時代じゃないんだ!と。陸上もおしゃれに爽やかに、そして力強く!」
(7区 青学大のチームメイト、岡山県・黒田朝日選手と福井県・田中悠登選手が並走している様子を見て―)
「明らかに黒田(青学大3年)の方が実力があるんですよ。ですから、田中(青学大4年・主将)、無理しなくていいぞ、黒田の力を借りて後ろをついとった方がいいよ。と、言いたいんですけど、彼なりのプライドなんでしょうね。キャプテンとしてのプライドなんでしょうね。」「彼は走りながら実況してくれますからね。笑顔でフィニッシュしてほしいですね。」※黒田選手は8人抜きの区間3位、田中選手は区間24位笑顔でフィニッシュ。
(青山学院大学メンバーの人気に感謝-)
「アイドル級ですよ、本当に。(青山学院大学駅伝部の)寮の前にファンが待ち構えて手紙を渡してくれたり、本当にありがたいですね。ファンの皆さんに本当に感謝しています。」
(7区 激戦のレースを見て―)
「後ろから追い上げる選手は、ハッピーホルモン、テンションが上がってくるんですよ。ですから、勢いが増してきます。」「ここでねぇ、僕は後ろから運営管理車に乗って、『そうそうそう!行ける!見えてきたよ~!!すごいよ~!』って、叫びたいなぁ~~!」実況アナ「原さんが一番ハッピーホルモンが出ていますね。」
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