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福山シティFC 27歳の監督が率いてJFL昇格めざす 8選手を補強 “将来的なスタジアム構想” も 広島

Jリーグ参入をめざしている社会人サッカークラブ「福山シティFC」が、新体制を発表し、理想とする将来的なサッカースタジアムの構想も明らかにしました。(1月14日)

J1から数えてJ5に相当する中国リーグに所属する福山シティFCが、2025年の新体制と今後のビジョンを発表しました。

福山シティFC 岡本佳大 代表(35)
「(目標の)5億に関しましてはJ3の中位ぐらいの売り上げ規模になるというところで。われわれは最短でのJリーグ参入を目標にしておりますから、『いつ、JFL・J3に参入しても戦えるぞ』というチームを支える強固な経営体制をしっかりと作っていきたいなといううふうに思っております」

また、監督には2020年に22歳で福山シティを率い、天皇杯でベスト6と旋風を巻き起こした 小谷野拓夢 氏(27)が3年ぶりに復帰しました。J3ガイナーレ鳥取のヘッドコーチを経て、再び福山のために力を注ぎます。

福山シティFC 小谷野拓夢 監督
「この街にJクラブを誕生させるために強い覚悟を持って戻ってきました。まずはことし、JFL昇格を成し遂げられるように精いっぱいがんばりますので応援よろしくお願いします」

複数年契約を結んだ小谷野監督は、強化責任者も兼任し、自ら8選手を補強。今後、Jクラブとの練習試合などでボールをつなぐ戦術を浸透させ、3月の公式戦に備えます。

また、クラブはJ参入の基準を満たす1万人規模のサッカー専用スタジアムを建設するために4年前から動いていると明らかにしました。

岡本佳大 代表
「計画といいますか、まだ目標段階ではございますけども、2026年度中には着工し、J3初年度2027年シーズンのJ3開幕には間に合わせたいなという心意気ではいます」

【取材後記】
サッカースタジアムはまだ”構想”の段階です。ただ今ある備後地域の競技場をJリーグの基準を満たすために改修した場合でも20億円以上かかる見込みで、クラブとしてはサッカー専用スタジアムを新設したい思いを強く持っています。岡本代表はヨーロッパのスタジアムをすでに視察済みで、福山の規模に合った9000人~1万人収容のサイズを視野にいれ、今後もプロジェクトを前に進めていく予定です。

またクラブは直近3年で中国リーグを3連覇するも、JFL昇格をかけた全国大会で敗退。それでもチケット収入がゼロの地域リーグを戦いながら2024年度の売り上げは3年前(2021年)と比較すると2倍以上となり、支援企業も倍の328社に増え、その8割が”福山市”と、確実に地域に浸透しています。

”福山シティ”という名前ですが、今後はユースチームを神石高原町に作ったり、府中市上下町と連携したりと、”備後地域”をスポーツでさらに盛り上げていく予定です。Jクラブでコーチを経験し3年ぶりに復帰した小谷野監督の手腕も含め、2025年シーズンでのさらなるクラブの飛躍を楽しみにしています。

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