広島県坂町で、タクシーの運転手が刃物で切りつけられた事件で、広島県警は14日、広島市西区己斐本町に住む無職・平田瞬介容疑者(40)を強盗殺人未遂の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、乗客を装ってタクシーに乗車した平田容疑者は1月8日午前3時15分ごろ、坂町横浜中央の路上まで移動させたうえで、タクシー運転手の男性(74)に、持っていた刃物のようなもので、左の首などを数回切りつけるなどしてけがをさせ、タクシーと車内の金品を奪おうとした疑いがもたれています。
運転手の男性は、左の首や耳を切るなどのけがをし、一時入院していましたが、現在は退院しているということです。
警察の調べに対し、平田容疑者は「タクシーを奪うために運転手を刺したことに間違いない」と容疑を認めているということです。
警察によりますと、平田容疑者は、事件の約1時間前に、広島市中区の中央通りでタクシーに乗車。行き先を変えながら現場までタクシーを移動させ、停車した際に無言で運転手の男性を切りつけたということです。タクシーの運転席には、防護用のアクリル板は設置されていませんでした。
平田容疑者はタクシーを現場から動かして逃走しようとしたものの、動かすことができず、その場から徒歩で逃走していたということです。運転手の男性の話などから、車内にあった金品も盗られていないとみられています。
タクシーのドライブレコーダーや防犯カメラの映像、聞き込みなどから平田容疑者の関与が浮上しました。警察は事件の詳しいいきさつを調べています。
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