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「お好み焼きはボリュームが命!」広島のソウルフードがキャベツ高騰でピンチ!?お好み焼き店にも外国人観光客増加で追い風も

大手スーパーフジが調べたキャベツ1玉の税抜き価格です。2年前の3倍以上になっていることがわかります。去年夏の高温などが原因言われているのですが、キャベツといえば気になるのは、キャベツを大量に使う我らがお好み焼きです。お好み焼き店のイマを取材しました。

お好み村 八昌 豊田典正 さん
「1人前にもう160グラム前後使ってます。うちはもうとにかくたっぷり食べていただくのがあれですから。お客さん喜んでいただけます」

お好み焼き店が23店舗入る広島の名所「お好み村」。お好み焼きを焼いて40年八昌の豊田典正さんです

お好み村 八昌 豊田典正 さん
「お好み焼きは、シンプルな料理だから逆に手抜きができないっていうのはあります。いい素材を使った方がですね、当然やっぱ美味しくなります」

キャベツは、鮮度を保つため使う度に刻みます。この店では、一日にキャベツ10キロがはいった段ボールを数箱使うそうです。そのため、豊田さんはここ最近のキャベツの価格高騰に頭を悩ませています。

お好み村 八昌 豊田典正 さん
「原価が上がりますんでね。顔では笑顔を作ってますけれど、心ではドキドキしてます。自然が相手ですから、僕らがどうこうできるもんじゃありません。やっぱり我々、使ってる末端にも影響がありますけれど、中に入ってる業者さんであるとか、その農家さんもみんな困ってるわけですからね」

お好み村では、定番の肉玉そばは、全店共通の900円。値段は3年前から変えていないそうです。

岡山からの客
「全てが高くなってるから、料金も今んとこ変わってないみたいだし、こんなに美味しいやつが作ってくれて助かります」

東京から出張の客
「おいしい。広島きたら必ず食べます。このまま帰りの新幹線、止まってほしいですね」
お好み村 八昌 豊田典正 さん
「もっとゆっくり飲めるのにね」
東京から出張の客
「ついでなんで、ちょっとレモン酎ハイもう1杯もらっていいですか」
お好み村 八昌 豊田典正 さん
「瀬戸内レモンいっちょ」

お好み村組合の理事長でもある豊田さんは、こんな状況だからこそ23店舗のすべてに対しキャベツを減らさないよう呼びかけています。

お好み村 八昌 豊田典正 さん
「(儲けが少なくなりますが?)それはしょうがないですよ。やっぱり物には高い時も安い時もありますからね。高い時にケチるわけにいかんわけで…安い時にたくさん入れる。そうじゃないからね。いつも同じスタンスでやらんとね。広島のお好み焼きはのボリュームがやっぱりね、命ですからね。どの店舗もボリュームあるようなお好みを焼くように心がけてます」

キャベツの価格高騰以外にも変化が!

お好み村では、キャベツの価格以外にも「ある変化」が起きています。

カナダからの修学旅行生
「カナダから修学旅行できた。(お好み焼きは、はじめて?)はじめて」

お好み焼きを求めてやってくる外国人観光客が最近特に増えていることです。

お好み村 てつ 伊東哲さん
「鉄板焼きとお好み焼きは違う。注文は…シーフード、シーフードねOK」
「お客さんはもうめっちゃ来ます。2年前ぐらいですよね。(最近の話?)そうそういきなりわーっと増えて、今の時期とかは、それこそオーストラリアから雪見にくるとか。スペインはね、特に多いかもしれないです(理由は?)全然わからない。なんか人気らしいです。向こうの人が言うには、日本に旅行するっていうのが人気らしくて」

店員
「時間帯。2時3時は、外国人ががどっと来て、日本人が空く時間に。そうそう。だから時間帯とかで全然違います」

カナダからの修学旅行生
「タマゴがおいしい」
「食べにきた甲斐があった」
「ミックスされた香りと食感。タマゴやネギ、硬い麺があわさっておいしい。カナダでも食べたい」

韓国からの客
「とてもおいしい。松山でも大阪でも食べた(広島お好み焼きは?)イチバン」

お好み村 八昌 豊田典正 さん
「僕も長年留学してましたんでね、英語の方はもうペラペラで、今ちょっとフランス語勉強してますね。(どこに留学?)駅前留学。お客様が自国のお金を飾ってほしいっていうことで、僕はチップを要求しとるわけじゃないです」

お好み村 八昌 豊田裕美 さん
「奥の80歳のおばちゃんたちも、みんな頑張ってね、対応されてるから」

お好み村の各店は英語メニューなどをつくり海外からのお客に対応しているんだそうです。

お好み村 八昌 豊田裕美 さん
「シーフードのあるし、意外とネギもお好きですよ。イカ天なんかもクリスピースクイッド」(クリスピースクイッドって言うんですね)
お好み村 八昌 豊田典正 さん
「ちょっと発音が悪いよ(正しい発音は?)スクイッ!間違いない」

広島の観光地「お好み村」ことし60周年

いまや広島を代表する観光地の「お好み村」。実は、「お好み村」は1965年の設立からことしで60年になるそうです。

お好み村 八昌 豊田典正 さん
「60周年イヤーですから一年間かけていろいろ何かやりたい。計画はしているけど…何かいいアイデアくださいRCCさんの企画にのっかってやります」

 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

青山高治 キャスター
「60周年で、まず外壁工事が行われて綺麗になるそうなんですよね。そのお好み村が今、外国人観光客にも大人気ということで。皆さんすごいお好みを食べに来るんですね」

中根夕希 キャスター
「作ってる家庭も見られるので、どの食材が食べられて、どの食材が食べられないかっていうのは、やっぱわかりやすいみたいなんですよ。ソースも合わせてとっても好きだっていう方多いんですね」

吉宗五十鈴 コメンテーター
「世羅でも、キャベツを結構たくさん作ってますけれども、 高く売れるからと言って農家さんが儲かってると言ったら、実は全然そんなことないですし。飲食店側としたら、本当に原材料が上がって、結構利益率が下がって大変なところもあるので、さっきのお客さんみたいにしっかり飲んでいただいたり。そうですね。もうしっかり食べていただいて。はい。なんとか皆さんで支えていただけたらなと思います」

青山高治 キャスター
「取材させていただいた八昌さんでは、お好み焼きに使う食材、もやし、ネギや肉などはそれほど影響を受けていないんだそうなんですが、やっぱりキャベツの高騰が大変ということですね。もう一店の、てつさんは、観光客の皆さんが喜んでくれるので、キャベツが値上がりしても続けると。キャベツが出回らなくなるまでは頑張るというお話をされていました」

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