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“ひな人形”のノボリで開店アピールも「賑わいない」道路陥没事故 解体工事の安全祈願祭 広島

去年、広島市で起きた陥没事故で、被害を受けた建物の解体工事にむけた安全祈願祭が行われました。

9日午前9時ごろから行われた安全祈願祭には、市の職員や工事関係者などおよそ60人が参加しました。

去年9月に起きた大規模な陥没は、広島市が発注した下水道の工事中に発生しました。事故後の調査で倒壊の恐れがあるとされた周辺の建物9棟のうち、市営住宅2棟と、福山通運の事務所兼社宅について市は今月下旬から解体工事を始める予定です。

事故の現場のほど近くにある創業80年を越える人形店。桃の節句を控えた繁忙期とあって店内にはひな人形が多く並んでいます。しかし今年、例年の賑わいはないといいます。

たむら人形店 代表取締役・井尻卓壮さん
「お店は全く問題ないがアクセスが制限されていてお客には不便をかけてしまっている」

店舗に直接被害はなかったものの、道路規制などで開店に気が付かず立ち去る客もいるそうです。市とJVからは看板を立てるなどのサポートもあり、感謝していると言いますが、望むのは一日も早い復旧です。

井尻さん
「かなり不自由な生活をしている方が周りにいるので、(生活と仕事の)両方でダメージを受けるとかなりしんどいはず。死活問題になってくるので。少しでも早く対応してもらわないと」

市は、危険と判断された残り7棟の建物についても、住人と解体もしくは改修の協議をしています。市営住宅などの解体は、7月末ごろまでに終わる見込みです。

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