酒の製造者や流通業者が集まる新年互礼会が5年ぶりに開かれ、広島で開発された新しい酒も披露されました。
広島国税局・郷敦局長
「ユネスコ無形文化遺産登録はゴールではない、スタートとしてどうやって酒類業界全体を盛り上げていくか」
コロナによる休止から5年ぶりの開催となった新年互礼会には、およそ120人が出席しました。「日本の伝統的酒造り」のユネスコ登録を記念して初めて鏡開きも実施されました。
乾杯で振舞われたのは日本酒「明魂」。新しい米と酵母を初めて組み合わせた新酒です。米は広島県が10年をかけ全国で初めて開発した高温、暑い夏でも育つ「萌えいぶき」。酵母も同じく県が開発したもので、貯蔵しても劣化しにくいといいます。
新しい酒に日本酒造りのプロも・・・
賀茂鶴酒造・石井裕一郎社長
「おいしいですね、リンゴ酸も強いが香りが深く、高級感がある感じですね。お米と酵母の組み合わせでお酒の世界は広がるので、エンドユーザーの方に飲んで頂けたらと思います」
新しい酵母の採用で、日本種特有の劣化臭も抑えられるそうです。
広島県酒造組合・梅田修治会長
「日本酒の輸出量はワインと比べると1~2%くらいの量しかない。今出している量100倍の市場が世界にはある」
ユネスコ登録との相乗効果で、国内だけでなく海外での市場拡大も期待されます。
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